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第45葉, 繊細とか 宿痾とか 手記とか

こんばんは、yasu59 です。
リルケ 『マルテの手記』の書き出し すごく好きです。

人々は生きるためにこの都会へ集まってくるらしい。しかし、僕はむしろ、ここではみんなが死んでゆくとしか思えないのだ。

リルケ, 『マルテの手記』(大山定一 訳, 新潮文庫)より引用

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ニュートラルに、私を戻してくれる。
星野源さんの曲 「さらしもの」「灯台」「Pop Virus」
折坂悠太さんも めちゃくちゃ好きなんですが、
安定の、原点みたいなイメージの… 星野源さん なんですよねぇ〜

渡す 一粒の永遠を。

星野源, 「Pop Virus」の歌詞より

私は、一体 何を渡されたのだろうか?
形のない、何かである事は確かなのだが…

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最近 読んでいる、長田弘さんの『一人称で語る権利』がすごくいい。
というか、めちゃくちゃ骨太。
それから、トルストイの『生命について』も すごそうな予感。
あくまで イメージだが、ニーチェよりも遥かにマッチョそうなのだ…

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宿痾 という言葉がある事を知った。
社会的な意味も踏まえて、一語で伝えられるとは ありがたい。

繊細さん っていう言い回しを最近、よく聞くことがある。
(これ 前にも書いたかもしれませんが…)
なんとなく 自分も その気はあるんだろうけど、
絶対に認めたくない。というか、人前で そう公言したくない。

別に、繊細さん的な気質があるからといって
何かしら特別な配慮をしてほしいわけじゃないし
同情されたり、苦労(?)みたいなものを解ってほしいわけでもない。
どうあったって、生活は続くのだ。

それに、” 比較的 ” 繊細ということしか有り得ないとも思う。

こっちはこっちで、破れかぶれ なんとか対処して
一人になる時間をつくって、
大きな音 や 人工的な明るすぎる照明を避けて、
情報の取捨をしながら 生活をしている。

だから、簡単に わかった気にならないでほしい。
生きづらくて大変そう とか、口が裂けても言わないでほしい。

弱いから、敏感だから、少数派だから
・着いていけなくも / 周りに合わせられなくても 仕方がない
・自分のせいだ
・配慮をしてあげる必要がある… そんなの有り得ない。

淘汰を強いてくる 社会に、
その構造に目を向けて、もっと怒っていいと 私は最近思う。

まさに、宿痾 だ。
その現状や構図をすぐすぐに変える というのは難しいけれど…

ー筆おきー

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