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第86葉, 琵琶とか Pair Dancerとか お醤油とか
こんにちは、 yasu59 です。
先日 奇妙礼太郎さんのライブを聴きにいく機会がありました。私、男性ボーカルの曲を好む傾向にあるようで。帰ってから検索した 奇妙礼太郎さんの「悲しくてやりきれない」のカバー、特に良い。
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当たり前のことなのだけれど、当たり前のことを何度も忘れては気づき直すのが生活だし、その気づきじたいは当たり前であっても、ではそれをどう捉え、その気づきのあとどうやって生活を続けていくのか、それはきっとひとりひとり違うアイデアがあり、同じひとのうちでもそのアイデアは移り変わっていくものだと思います。
以前「さびしさについて」には少しだけ触れたが、一部引用させてもらう。上記は ”生活” と題された、本書の締めとなる 滝口さんから植本さんへ宛てられた書簡の一部である。この一節が、ここ最近 自分の中で台頭し、重みを増してきたという感がある。
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人に 「お茶でも飲みにきて下さいよ」と言える事って、とても素敵なことだなぁと思う… 今日この頃である。
先日 少し離れたところにある酒蔵まで、いつもお世話になっている人へ贈るため 日本酒を買いに行った。新酒の時期にはまだ早過ぎたから、お酒の種類は多くはなかった。その前には、友人から頼まれて お醤油も買いに行った。自分のための買い物ではなかったが、何故か少しだけ大人になった気がして 豊かな時間を過ごすことが出来たように思う。
(今更ながら)誰かを思う / 思えるという事の温かみを再認識した。今 星野源さんの「Pair Dancer」を聴いている、やはり いい曲だ。歌詞の中にある『君』は 同一人物でなくても良い筈だと感じるが… 果たして、その解釈は さびしいコトだろうか?
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ベーグルへの熱に浮かされて(?)、ベーグルを作ってみた。ちゃんと 粉の集まりから食べられる固形物が出来上がってゆく様に、ちょっとした感動を覚えた。2度作ったが、味わいが違う気がする… 訊くところによると、発酵の長さや度合い、粉の温度や室温、捏ね上げた際の生地の温度にも気を遣って調整する必要があるらしい。
温度計は 既に準備済みである( 頂きました。)、次は 「中種法」というのを試してみたいなと考えている。
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先日 母と琵琶の演奏を聴きに行く事があったが、それが めちゃくちゃ良かった。演者の方々の気迫が、ビシバシと伝わってきた。昨日行ったライブも、毎度の事だが やはり良かったもんなぁ、、、
その後の流れで(実家ではなく)私の家で食事をとった際、母から「少しは大人になったって事かな?」と ごまかし気味に言われた。そんな事を言われたのは初めてだったから、ちょっとどころではなく 嬉しかった。
何だか 最近、嬉しいお言葉を頂戴する機会が多い。が、図には乗らず 慎重に、自分の出来うるペースで 歩いてゆこうと思う。
しっかりと、靴紐を結び直して。
ー筆おきー