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初めての転職活動を終えて
こんにちは!来年から制作会社で働くことになりました、yokoと申します。
前職は、新卒から事業会社のデザイナーとして働いていましたが、この度デジLIGを卒業し、新年から制作会社で働くことになりました。
今回はポートフォリオ作成から面接や選考課題など!
転職活動を振り返ってみようと思います。
制作会社へ転職を目指している方の何か学びになれば幸いです🙏
では行きます!
1.転職の経緯
まず、転職の経緯です。
事業会社にいた私が、どうして制作会社を目指したか。
理由は大きく2つあります。
1つ目は、将来的に業界を越境してデザインを提案していけるデザイナーになりたいと思ったからです。そんなデザイナー像を叶えるには、色んな業界の課題をヒアリングしデザインを提案している制作会社で経験を積みたいと思いました。
2つ目は、デザインにこだわりを持って成長していきたいと思ったからです。事業会社では、サービスが最優先事項です。デザインの質よりも、途中段階のプロダクトをリリースし、市場に出して検証することが優先されます。また会社の資金状態によってはデザイン以外の業務も率先して取り組む必要があります。事業会社での働き方を理解したところで、やっぱりクオリティに集中できる期間が自分のキャリアには必要だと思いました。
2.ポートフォリオ制作について
卒制が終わり、ホッと一息したいところですが、スクールに滞在できる期間を考えると、焦って仕上げてしまいがちなポートフォリオ。
ポートフォリオはしっかり時間をかけて作る方が、絶対いいです!
面接で自信を持って説明できますし、こだわりやスキルもアピールできるので、通過率も周りの話を聞いていると良い印象です。
とは言いながら、私はおそらく早めにできた方で、約1ヶ月強くらいで作りました。早めに作れた要因としては、
好きなデザインテイストTOP10を作っていた
ポートフォリオの参考にしたい好きなサイトを10個以内に絞っていた
制作過程の説明がしっかりしているポートフォリオを集めていた
Studioで制作した
Figma to Studioを使った
上記が考えられます。
テイストでいうと、温かみのあるノイズのかかった素材を使用したいなとか、遊び心のあるデザイン書体を使おう!とかそんな感じです。
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あまり個性を出そうとかは考えておらず、好きなテイストの中で「どうしてこういうあしらいにしたか」「なぜ背景を白にしたか」など説明が付くようにデザインを決めていきました。(ただ、伝えたい印象やコンセプトは卒制と同様にちゃんと設定していました)
個性は滲み出るもの
どこかで聞いた言葉ですが、本当にその通りで、自分の理論で自分で選択したレイアウト、書体、色、モックなどの写真には、どこかその人らしさが自然と出るものです。
私もデジLIGの友達にポートフォリオを見てもらった時は、
カラフルで多色使いなのに、バランスが取れてる!
ノイズや手書き風の素材感が入ったイラストが素敵!
文字組がいい!
などなど、、
お世辞も込みかもですが、自分が好きなものに気づいてもらえてるなと感じました!🌟
また反対に、自分が無意識にこだわっているもの、強みにしていけるものに気づかせてもらえるので、初めは勇気がいるかもですが、ぜひポートフォリオを色んな人に見てもらってください✊
3.書類について
デジLIGでは履歴書、職務経歴書の添削をしてもらえます。私は分かりやすくて端的な文章を書くことに苦手意識があったので、カリキュラムと並行して、書類の用意をしていました。4回ほど往復して、やっと私らしさがつまった書類が出来ました。
個人的に指摘された点は、
なくてもよさそうな表現を削る / 話言葉は避ける
より端的に簡潔に!!!(苦手すぎる😢)
職務経歴書は3枚に納める
3枚以上になるなら、無駄な表現が多いのかも?と疑ってみましょう。
前職で学び工夫したこと、それによって評価されたことや導くことができた結果や事象を書く
具体的な数字がなくても、頼っていただける機会が増えたなどでも大丈夫だと思います。
でも数字は強いです!具体的にCVを向上できたなど数字の成果がある方は書いたほうがいいと思います。
自己PRは社会人になってからの内容で書く
学生時代のPRを書きがちなので注意です。前職もデザイナーだった方であれば、何を意識して制作していたかなど専門性のあるPRがいいと思います。
好奇心 / 明るい / オタク気質とかは性格なので、その性格を活かして何ができるかを書くといいと思います。
「現時点で〇〇はできませんが」のようなネガティブは書かなくてOK
ネガを伝えて良くなることはほぼないので、「将来〇〇をできるようになり、貢献できるようになりたい」と未来志向で書くとポジティブに伝えられます。
4.面接について
面接はXやnoteでデザイナー転職で質問されたことを公開されている方がいらっしゃったので、まず質問を集め、それに対し自分の答えを作りました。
答えを作ったはいいものの、全てを暗記するのは大変なので、面接のフェーズごとに「これだけはスラスラと言えるようにしよう!」と項目を決めて、練習していました。デジLIGでは面接練習もしてもらえるので、オススメです!
例えば、1次面接であれば、
自己紹介:3~5分くらいで経歴と今後の抱負
なぜデジLIGに入学したか:何を目的にして何をしたか
前職を辞めた理由:自分に不足しているものを働きながら身につけられないと判断した理由や新しい環境に挑戦したいと思ったきっかけなど
なぜデザイナーを目指したか:デザイナーを目指したいと思ったきっかけ
転職の軸:どのような理由でどのような制作会社で働きたいのか
志望理由:自分の貢献できることやどう成長していきたいか
強みと弱み:強みはどう活かせるか、弱みはどう対策しているか
「これだけは言えるように…!」とぶつぶつと数日間呟いてました。
5.振り返りと反省
マインドについて
デジLIGに通い出した当初、「デザインが上手くなりたい!上手くなるためにカッコいい実績作ってる会社に入りたい!」と思っていました。
でも、このマインドが面接や書類、制作物で透けて見えると、おそらく落ちます…
なぜなら、デザインの本質は課題解決だからです。自分のデザイン上達のために会社やクライアントが存在するわけではないからです。デザインを自己顕示の道具にしていないか注意が必要です。
(でもそんなマインドになってしまうくらい、デザインがすごい会社は眩しいし、自分もそうなりたいと思ってしまう気持ちもわかります😌)
あくまで自分の貢献できることが"デザイン"という課題解決手法であって、「〇〇の経験 / 学習 / 実績があって、今後〇〇のスキルを身につけて、どのように貢献したい」というビジョンを持つ姿勢が大事です!
あと「会社に入れば自動的に成長するだろう」というマインドも危険です⚠️
なぜなら、受け身で成長できる組織や環境はないからです。
小さい会社であれば、会社の実績を作っていくのも自分だし、みんなが成長していける環境を作っていくのも自分です。受け身では、考えないことばかりです。だから小さい組織ほど、デザインスキル以外に能動的に組織や環境を良くしようとするマインドも求められます。
なので、もしかしたら「会社で成長したいです。」「熱意はあります。」だけでは足りないと判断される企業さまもいらっしゃるかもしれません。
面接について
どうしてか、その会社への愛や熱意を伝えるのが自分には難しく…
モタモタしないように5~8分くらいで話せるように資料も作ったのに、、
「面接の前に少しお時間いただけませんか?」
たったそれだけ伝えればいいのに、言葉が出てこなかったんですよね…😭
この経験から言えることは、
面接は自信を持って✊
です!
初めての転職で、憧れの制作会社、プロのデザイナーの品定めを受けると思うと、極度の緊張で逆質問も出てこなかったりします。先方の話を遮ることさえ失礼なのではないかと、場を切り替えるようなことが言えなかったりします。
でも話してみると、意外と優しくて、想像以上に自分に興味を持ってくれていたりします。なので、自分のいいところ、貢献できるところを淀みなく伝えましょう!
(プレゼンの方法は保科トレーナーにお聞きするのがオススメです🌟)
選考課題について
ある会社さまの選考課題に挑戦しました。結果はダメだったのですが、デザインを話し合って進めていく過程に、自分に課題があるなと気づけたので良き経験だったと思っています。
自分の課題としては、
最初から完璧を目指さない
一旦作り切ったほうが指摘を入れやすいと思ってしまい、可能な限り形にすることを目標にしてしまった。
現時点で埋められてないコンテンツなどはダミーを入れて、素直に進捗を伝える
一人で作りきってしまうよりも、相談してお互いに合意がある形で決めていく方が最終的に効率もよかったですし、何よりお互いに納得感を共有できている状態が、コミュニケーションのあり方としてよかったと思いました。
オートレイアウトの使い過ぎで、レイアウトの調整が大変
オートレイアウトで固定化するのは本当に最終作業であるべき…!
デザイン初期の段階だからといって、参考と似たような文言やレイアウトで安易に埋めようとしない
完全にオリジナル化したものしかデザインに混ぜないようにしないと、気づかず公開された後に「似すぎている!」なんてことを引き起こしかねません⚠️
自分のデザインデータを他の方に見せるお作法がなかった
後に一緒に選考を受けていた方に、デザインデータの共有の仕方もちゃんとしてたと聞き、私は全然できてなかったなと反省しました。
デザインを作る過程もコミュニケーションだと気づかされた経験でした。
「失敗は活かすためにあり!」ということで、入社までにnoteや書籍を読んで、備えようと思います💪
6.心が折れそうな時は
転職活動を終えて思ったのは、前職でのデザイン経験があったことから、新卒で未経験からデザイナーに応募した時よりは、はるかに書類が通りやすく、面接にも進みやすかったということです。
未経験からの就職ではやっぱり書類が通りにくく、FBも得られないので病んでしまいます。私も新卒の就活の際はそのような感じでした…😭
正直、未経験から1番行きたい会社に行くのは、運要素もあり、かなり難しいのではと思います。募集が出るタイミングもあるし、会社の規模やフェーズによっては即戦力となる方でないと採用できない事情もあると思います。
(もちろん受けるのは自由なので、挑戦してみるのもアリです!もしかしたら課題選考とFBをもらえる機会をいただける可能性もあるかもです✊)
なので、心が折れそうな時は、「まずはWeb業界に入る」を目標にしてもいいんじゃないかなと思います。未熟な自分でも"役に立てること"ができて、初めてアピールが通じて、やりたいことをやらせてもらえるという捉え方に切り替えた方が頑張れるんじゃないかなと思うんです。
あとは同じ志を持つ人とつながりましょう!!!
私も人見知りなので、なかなか人に声をかけられないのですが…
ありがたいことにXやslackで繋がりを持つことができ、その繋がりで面接やポートフォリオのアドバイスをもらったり、反対に私から伝えたり、励まし合うことで、どれだけ頑張れたことか!!!
心が折れそうな時は、一度作業から離れて、つながりを求めて懇親会に参加したり、好きなデザインや憧れの会社など話して、SNSを交換してみてください☺️
7.最後に
一通り考えたこと、感じたこと、言われたことを書き出しました。意外とボリューミーでびっくりです。そして、自分にとっても言語化して記録しておくべき"気づき"だなと改めて感じました。
大変なことがほとんどですが、この試練を乗り越えたあなたはきっと自分でも成長を感じられます!私もこんなに困難に直面して、その度にnoteやyoutubeや書籍を漁り、自分なりに答えを見つけて乗り越えられたことに自分自身の成長を感じました😌
このnoteがどなたかの力になれれば幸いです🌟
久しぶりのnote投稿になりました。
また誰かの役に立つような気づきを書けたらなぁと思います。
それでは、良いお年しを!🎍