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ERABU

今日、お仕事一緒だった人がすてきなお話をしてくれた。

出会う人、接する人は自分の鏡。

その人に不満を持つところがあれば、

接した自分の中にも理由があるかもしれない。

誰かや何かのせいにするのはおかしいと。

「それってあたりまえじゃーーん!」と、

押し付けるわけでもなく、

あたりまえの常識のようにその人は明るく笑った。


その人は女性で。

会うたびにいつもポジティブな空気が流れる。

明るく、全てを受け入れつつ、飾らないまっすぐな性格で、

一緒にクリエイティブなお仕事をするたびに、

自分の至らなさや、成長すべきところが見つかる。

ポジティブに。


いつもその人のような大人になりたいなと思う。

おしゃれで、

夫婦で一緒に仲良くお仕事をしていて、

それぞれに役割がきちんとあって。


そのお話は、おおげさな形ではなくて、

何気ない話の中にそっと紛れてた言葉だった。

すごく素敵でその後の話が入ってこなかったくらい、

あたしの中にじんわりと染み込んでた。



週に一日の楽しみである旦那とともにお休みの日。

この前は、いつもと違う店舗での買い物をすべく、

車を降りたら道端に紫陽花が咲いていた。

思わず写真を撮る。



どんなところに、

自分を助けてくれるものがあるかなんて、

本当にわからないと思った。

きっと、思う以上にいろんな場所や場面に転がっていて、

その中で自分が何を大事にするかなんだと思った。

そうやって、選んで自分を作っていくんだろうな。


気がつけば。

その人に会いに行くときに、

通りすがりのおじさんがわざとらしく、

思い切り肩をぶつけてきて、強打したことへの、

じわじわした怒りも静まっていて、

梅雨前の帰り道の強めの風が心地よくさえ感じた。



できるだけ、

こんなふうにして、生きていこう。



6/10

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