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RADWIMPS

RADWIMPSの楽曲がサブスク解禁になった。

彼らの音楽はそれこそ昔は、

CDをちゃんと買って、

ブックレットで歌詞を追いながら楽曲をはじめて聴くのが好きだった。

そのくらいに、彼らの歌詞を大切にしていた。


ふと気づけば、

あたしが求めていた歌詞の世界からは少し離れたように感じて、

今は正直、少し離れている。

だけどやはり時々届く歌詞の中の言葉に、

一気に心開くようになる瞬間がある。


サブスク解禁で、

持っているはずのCDもなかなか取り込んで、、、という作業をめんどくさがり、

もう家のオブジェ的な存在になっているままのところに、

なつかしい音楽がたくさん届くので、

今日はイヤフォンをして在宅をする。


彼らの歌う死生観が好きだった。


自分の父が病気になり、「覚悟をしてください」と言われて、

余命宣告を受けてから出会ったのが彼らのデビュー曲「25コ目の染色体」

この曲を聴きながら、

人がいなくなるってどういうことなんだろう、

覚悟ってなんだろう、

もう二度と会えなくなるってなんだろう、

お父さんがいなくなるってどういうことなんだろう、

なんてことを必死に考えていた。

あの頃のあたしの精一杯の覚悟だったと思う。

この曲はそんなぼんやりと悲しみから抜け出せないあたしのすぐそばで、

いつも優しく歌ってくれていた。


なんてことを書きながら不意に手をとめてコーヒーを飲む。

今日は真夏日のようでいい天気だなーと、空を見る。

こうやってお父さんを思い出すのも、なつかしいな。


それから少しして届いたのが「オーダーメイド」

父親が亡くなり、

心のバランスがおかしくなっていることをやっと認めた頃、

この曲が父親ともまた違うところから、

父親からのメッセージとも思える存在で助けてくれた。


望み通り全てが
叶えられているでしょう?
だから涙に暮れる
その顔をちゃんと見せてよ
さぁ 誇らしげに見せてよ


新しい彼らは変わったとか、

そんなことを言うつもりはない。

あたしはあたしに必要なRADWIMPSとの曲とは、

これからもちゃんと出会えると思ってる。

少し時間がかかっても。


サブスク解禁ありがとう。

またこんな時間をくれて、ありがとう。



5/15


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