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KIOKU NASHI

親友から、なつかしい写真が届く。

いつ撮ったかも、なぜ色違いのパジャマなのかも、

全く覚えがない写真。

「なんか気に入ってるんだー」と彼女が言ってくれる。

あたしも、はじめて見たかのようなテンションで、

「なんか本当にいいねー」と返す。


彼女はあたしにとって親友であり、

ダイエットの神的にストイックに頑張り続けている存在。

すぐそばでいつも励ましてくれる。


定期的に送ってくれる昔今よりシュッとしてた写真は、

彼女との付き合いの長さだからこその愛情あふれる励まし。


彼女との付き合いは長い。

専門学校で出会った彼女は、

あたしの父親が亡くなってすぐに電話したし、

父親ともすごく仲良しで、

うちの家族はみんな彼女が大好きだ。

妹が大変だったときも、

実家にいたあたしに代わって妹と甥っ子に会いに行ってくれた。


少し前は同じ業界で働いていたから、

少し違うけれどいつも背中を見ていたような気がする。


仕事に対してのまじめな姿勢は、

いつもあたしの背中を押してくれた。


2人でカラオケに行って酔いつぶれた日もたくさんある。

最近はすっかりそんなこともできなくなったけれど、

きっと2人でお酒を飲んでカラオケに行けば、

いつだってあの頃みたいに戻れるだろうと思う。

40歳前なのに笑


一生の友だちはどこで出会うかわからない。

ずっと友だちでいる気がしていたけれど、

どこかで歯車が合わない気がして離れる友だちもゼロではない。

だからこそ。

こんな存在は、大事にしていきたいと思う。



「この頃顔が細いね!」と彼女から届く。

「ボブは二重あごがなくならないとね!」とあたしは返す。

「楽しみに待ってる!」と彼女は言う。


彼女は、あたしの大事な親友。

家族のような、大事な親友。



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