【思い出語り⑤】メテオライン
なんとAQUA史上最も人数が足りていなかった舞台です。
↓脚本の内容に触れますので、まだの方はこちらからどうぞ
トラブルにより急遽キャストが4名から3名に減ってしまい、本番一か月前に全文書き直しました。
何なら、初稿では確か6名だった。おおよそ半数にまで減ってしまいました。
そんなめちゃくちゃ大変だった(私以外のキャストのずーとあかねちゃんもめちゃくちゃ大変だった)思い出深い舞台です。
チャッピーという謎の小道具が登場しますが、本来3人分のセリフを1人に言わせるにあたって、一人芝居という体をとるためにパペット人形を用いています。それがチャッピーです。
↓チャッピーを巧みに操るシリウス君(ずー)です。
ガチのマジで最少人数で行った公演です。なので、キャスト全然足りてない劇団さんに最もおすすめの脚本かもしれない(笑)
このあたりから明確に童話を下敷きにした脚本を書いていますね。
これは確か銀河鉄道の夜をモチーフにしていたはず。(『本当の幸せ』とか)
思い出語りを書くに当たって、久しぶりに最初から最後まで読み返したんですが、結構次回公演の「アオハルにシャッター」に通ずる部分もあるので、もしちょっと興味ある人居たら読んでみてほしいな。
冒頭で先に読んでね!って言ってるからこれを今読んでいる人は本文読了済みかもしれないけど。本文読んでなくてこの文章を読んでいる人が居たら読んでおいてほしい。
この脚本は、私が一人で書き上げたわけではなく、複数人の手によって編集されています。私が書きそうにないジョークや言い回しがあれば多分そのあたり、なんだけど、もうどのあたりが編集点だったのか・・・
本当にたくさんの人に助けてもらいました。ありがとう。
すごくつらかったけど、私はいまもこの脚本が大好きです。
私は、星とか、宇宙人とか、人外のいきものとか、そういったモチーフが大好きなので、今後も多く登場します。なので上記のモチーフが好きな人は安心して私についてきてほしい。
シリウス 「アルは、普通の女の子でしょ。俺の仲間でしょ。だったら、何か困っていることがあるなら、俺に言ってよ。一人で抱え込まないでよ。そんなに自分を傷つける必要なんかない。楽しいことも、辛いことも、分かち合おうって言っただろ。」
アル 「そんな…そんなこと」
シリウス 「きみを苦しめるばっかりのそんな重い荷物なんて、抱え込む必要ないよ。俺にも半分持たせてよ。そしたら、案外軽かったねって、二人で笑えるかも知れないだろ」
このへんのセリフ、今見ても本当に神がかってると思うんだけどどうですか。
私は割と主役をダメ人間にすることが多いですが、シリウスは珍しくかっこいい主役ですね。多分ここに載せてる中で一番かっこいいキャラクターだと思う。
一応ハッピーエンドではありますが、全編にわたって薄暗い雰囲気の漂うシリアスなお話だったので、観終わったお客さんが皆どんよりとした神妙な面持ちで帰ってしまったので、少し申し訳なかったです。
やっぱりみんな日常生活で疲れてるんだから暗い舞台なんて観たくないのかな~~~~!!!などと思った!次第!
やっぱり人を選ぶよねぇ。私はシリアス好きなんだけど。
シリアスな舞台いっぱい打てるぐらい、現代社会が明るく楽しいものになればいいですね。
などと。
最後にぶちかまして終わります。
↓↓劇団AQUAの次回公演、「アオハルにシャッター」もよろしくね!