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自分のための備忘録⑫ー竹内浩三『人生』ー

本文は青空文庫より全文を一字一句変えずそのまま掲載しています。

映画について


むつかしいもの。この上もなくむつかしいもの。映画。こんなにむつかしいとは知らなんだ。知らなんだ。

金について


あればあるほどいい。又、なければそれでもいい。

女について


女のために死ぬ人もいる。そして、僕などその人によくやったと言いたいらしい。

酒について


四次元の空間を創造することができるのみもの。

戦争について


僕だって、戦争へ行けば忠義をつくすだろう。僕の心臓は強くないし、神経も細い方だから。

生活について


正直のところ、こいつが今一ばんこわい。でも、正体を見れば、それほどでもないような気もするが。

星について


ピカピカしてれや、それでいいのだから。うらやましい。

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