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トレーニングの3つの矛盾
今回のテーマは3つの矛盾です。
そしてその矛盾を解消するためには、継続が前提という話しです。
早速ですが長距離トレーニングおいて3つの矛盾があると思います。
1「質と量」
質と量どっちが大切ですか?と聞かれる事がありますが結論どっちも大切です。
ですが両立はできません。
質を上げようとすると量はこなせないし、量を上げると質は落ちます。
ちょうどバランスを取ろうとするとどっちも半分くらいの刺激になります。
2.「トレーニングとリカバリー」
こちらも成長するためにはトレーニング、負荷が必要ですが、リカバリー休養が無ければ身体は適応せず成長しません。
成長しないだけならまだ良いのですが最悪壊れます。
では以上2点の矛盾を解消するにはどうするかというと時間、つまり期間や日で分けて練習を線で考えます。
1週間や2週間と線で捉えると質も量も充実したトレーニングができると思います。
その日、その日、何やるかはそこまで重要ではなく、長い目で見て大筋から外れてなければ多少タイムが悪かろうが、本数がこなせ無かろうがあまり気にすることはありません。
大切なのは、方向性に対して線で見た時に良いトレーニングができているかどうかという事です。
なので多少うまくいかない日があっても1週間、2週間の中で質と量、負荷と休養のバランスを取っていけば良いという事です。
3.「一般性と特異性」
こちらは、前回説明しましたが承知の通りこれも両方大切ですが、同時にはかないません。
トレーニングは一般性から→特異性に向けて積み重ねていきます。
要するに今まで週間毎に線で捉えてたトレーニングをピーキングの概念に基づき面にしていくという事です。
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最終的には良いトレーニングになるように面で捉えていきます。
継続が大切と言われる理由は良いトレーニングする為には線で捉え必要がありそれを面にしていかなければならず、これは継続したトレーニングが前提だからです。
何より継続出来る範囲でやる。
これが一番大切かもしれませんね。