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ランジャタイへの恋文
ランジャタイは面白くないと思い込んでいた。
そんな私は今やランジャタイにメロメロである。
ラブストーリーは突然に、並にそれはそれは急な出来事だった。
ふと夜寝る前にランジャタイの反町隆史のネタを思い出し笑いしたのだった。
そのネタを見た瞬間正直笑わなかったのに。
なんでこんなに思い出し笑いしてるのだろう。
その時に思った。
ランジャタイってもしかして面白い?
YouTubeを開いた。
ランジャタイぽんほこちゃんねる
漫才が70本近くアップされている。
とりあえず見てみよう。
最初に見たのは何か覚えていないが、どの漫才もめちゃくちゃ笑った。
オチは絶対に予想出来ない漫才。
オチというより、2秒後の展開すら読めない。
「カツ丼くん」「太鼓寿司」「宇宙の真理」「愛ちゃん」
この辺りは本当に衝撃的に面白かった。
そこから私の世界には日々ランジャタイが住み着いている。
伊藤さんのTwitter、Instagramをチェックし、ランジャタイもういっちょを見て、ぽんぽこ生配信を聴き、月一の配信ライブも見るようになった。
ランジャタイってまだまだ売れてないのかなと思ったら全くそんなことがなかった。
私はランジャタイのせいで日々忙しくなった。
テレビ番組もなんやかんやたくさん出ている。
今日はクセすご!今日は有吉の壁!ロンハーまで!
オールナイトニッポンもするの?!
え、雑誌の表紙も飾るの?!
ランジャタイがメディアに引っ張りだこなので、私も忙しい。
そしてついに、12月2日がやってくる。
ランジャタイがM-1の決勝に行けるか行けないか。
最初は今年も敗者復活戦なのでは?と思っていたが、発表の日が近づくにつれ、ランジャタイの勢いがすごく、これは?!となっていた。
3033番
エントリナンバー三千、、と言われるたびにドキドキした。
あれ?もう結構呼ばれたくない?もう終わりかな?と思ったその時だった。
3033番!ランジャタイ!
くにちゃんがピースし、伊藤さんがよろけた。
私は喜びのあまり叫んだ。
嬉しい。ただただ、嬉しい。
そして何より思ったのが、ここまでずっとランジャタイでいてくれてありがとう。
周りから批判されることもあっただろうし、全然売れなくて辛い日々を過ごしただろう。
それでも、このM-1のファイナリストに選ばれるまで、ランジャタイはランジャタイで居続けてくれた。
ランジャタイは最初の頃から芸風が変わっていないらしい。ソニー時代はずっとスベっていたらしい。
それでも変えずに同じことをし続けるのは相当勇気のいることだろうし、常人にはなかなか出来ない。
今は売れっ子のぺこぱだって、何度も何度もキャラや芸風を変えている。
売れなくても、どれだけスベっても自分のやりたい漫才をする。
自分たちの漫才を心から愛しているランジャタイが好き。
ランジャタイもういっちょで、自分たちのネタをみる動画があった。
くにちゃんは自分のやっているネタを見て、「いやあ〜面白いなあ」と言いながらずっと笑っていた。
ランジャタイが繰り広げる漫才は異次元のものであるが、同時に、登場する人や物に対する愛が伝わってくる。
伊藤さんの独特なツッコミや叫び声からもくにちゃんへの愛を感じる。
なんて素晴らしく愛おしくて可笑しい世界を繰り広げてくれるのだろう。
くにちゃんは、今までの努力が水の泡になる瞬間が好きらしい。
くにちゃんらしくて、素敵だと思う。
だから、M-1でも決勝の舞台で大スベリするのが夢らしい。
確かにスベっているランジャタイも面白くて最高だが、やっぱり大ウケして楽しそうに漫才する2人を見たい。
明日のM-1決勝の舞台が2人にとって最高の時間となりますように。
私の世界にさらなる彩りを与えてくれてありがとう。