金融決算のカンファレンスコールから景況感を探る ( $WFC $C $JPM $BAC ) 2024.1.13
おはようございます、すてぃ次郎です。
金融決算のカンファレンスコールから景況感を探っていきます。
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<はじめに>
前回決算の時の記事です。
2023年は1月から金融カンファレンスコールでは、景況感について各社言及があります。
お金の流動性をリアルタイムで監視している銀行の展望は我々投資家が相場に臨む上で貴重な情報源になります。
カンファレンスコールを基に現状について読み解いていきます。
<JPMorganのカンファレンスコール概要>
・決算結果にはFDICの特別評価額2.9B$と企業の投資有価証券743M$の損失が含まれる。
・First Republisは1.9B$の収益と647M$の純利益を貢献。
・純貸倒償却額:2.2B$ (新規:474M$)
・デビットカードとクレジットカードの支出はYoY+7%。
・預金額:YoY-8%。
・リボ払い残高の増加に伴い、カード支出はYoY+8%。
・純貸倒償却額増加の538M$分はカードローンによるもの。
・2024年のNII売上高は88B$予想。
・預金証拠金は正常化の見通し。(悪化)
・カードローンの堅調な伸びは今後も続くと予想するが、2023年とは異なる。
・カード以外のローンは伸びが鈍化の見通し。
・2024年度のカード純償却率は3.5%を下回る見通し。
・自社株買いは継続する予定。
・加重平均失業率は5.5%を予想しており、マクロ環境の悪化は見込んでいる。
・FRBの利下げはインフレ圧力低下につながると予想。
・今年後半にQT減速の予測にも関わらず成長予測が続いている。
・預金残高は緩やかに低下すると予想。
・ソフトランディング論に異論はないが、様々な可能性に排除はしない。
・消費状況は問題ないが新年から預金状況は余剰的ではないので変化に注目している。
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