ウエストレベルファインダー越しのボクの世界
この世の中には素晴らしい絶景が広がっていて、カメラを趣味にしているボクはその一部でも見てみたくて、カメラを持ってあちこちへ行くことが多いけど、数年前のボクやその他大勢の人たちはそんな絶景が実はすぐ目の前に広がっていることに気づいていない。
ボクはそんな日常生活に溶け込んでいる何気ない風景を、カメラを通して撮ることで絶景や懐かしい風景に変わっていくことをブログやYouTubeを通して発信し続けている。
そしてボクはもっと身近な場所に絶景が広がっていることを発見した。それがこの動画。
「ウエストレベルファインダー」はカメラを真上から覗き込むファインダーのこと。ボクが持っているのはハッセルブラッドというスウェーデンのメーカーの古いフィルムカメラ。
このファインダーの中に絶景が広がっていることをボクは発見した。
40年前のカメラ「ハッセルブラッド500CM」
古いカメラだけどまだまだ現役。この前ファインダーが壊れたけど部品をオークションでゲットしたらまた普通に使えるようになったよ。最近は価格も高騰しているから個人オークションでゲットすると程度の悪いものもあるから、しっかりとメンテナンスもしているような中古カメラ屋さんで買うことをおすすめする。
ハッセルブラッドはごろっとした外観が可愛くて普通のカメラの見た目とは全く違うのが楽しいい。角のクロームの部分が鈍く光るのも好き。
そんなハッセルブラッドはさっきも言ったようにカメラの上から覗き込む撮影スタイルのカメラ。カメラ上部の蓋を開けたらそこには大きなファインダーが広がってる。
合成のように感じる世界
この表現がいいのか悪いのかはわからないけど、ボクがウエストレベルファインダーをのぞいた時は、CGで合成された映画を見た時の違和感をこのファインダーにも感じたくらい明るくてきれいなものだった。しばらく眺めているとそれはもちろんCGなんかじゃなくて、ボクが今立っている世界の風景を映し出してくれているんだけど、ファインダー越しの世界はどこか遠くの別の国に来たような感覚になる。
ボクはそんな不思議な感覚を味わいたくて、そしてもっと多くの人にも知ってもらいたくて、ウエストレベルファインダーの中を動画で撮影することにチャレンジしている。正直ここまでガッチリウエストレベルファインダーの中を撮影してるのは日本のYouTubeの中でボクくらいじゃないかな。
どうやって撮っているかはちょっと秘密なんだけど、撮影しているときは確実に他の人にジロジロ見られるし半日撮影していたら腕がパンパンになってしまうけど、この風景が後で何回も楽しめると思うとやめられない。
ファインダーが壊れていたから半年くらいは何もできなかったけど、ようやく復活したからこれから季節ごとにウエストレベルファインダー越しの風景を撮っていきたいなって思ってる。
フィルムカメラでもデジタルカメラでも
ハッセルブラッドがすごいのは40年前のフィルムカメラでもデジタルバッグっていう機械をつけるとデジカメとしても使えること。それは40年前の人たちが見ていた景色をデジタルで再現できるということ。
こっちの動画はデジタルバッグをつけてウエストレベルファインダーの動画を撮ったもの。デジカメだから撮った写真がその場で確認できたりSNSにアップできたりするのは本当にいい。
そしてもちろんフィルムカメラとしても使えるから、ウエストレベルファインダーを楽しみながらフィルムの楽しみも味わえるよ。ちなみにフィルムカメラは通常の35mmフィルムじゃなくてブローニーフィルムっていう中判カメラ用のフィルムになるから気をつけて。
下の小さいのが35mmフィルム、上の長いのがブローニーフィルム。
35mmフィルムだと24枚から36枚くらいまで撮影できるけど、ブローニーフィルムだとハッセルブラッドだと12枚。もっと大きなカメラだと撮れる枚数はさらに少なくなるから気をつけてね。
ちなみにフィルムは最近価格が高騰してるけどフィルム一本あたりの単価はブローニーフィルムの方が安いから助かってる。
ボクが大好きなEktar100で比較。一枚あたりに換算するとブローニーフィルムの方が高いけど、35mmフィルムでは体験できない喜びがあるからどうしてもブローニーフィルムを使う頻度が増えてしまう。
現実問題としてハッセルブラッドやその他のウエストレベルファインダーがついたカメラを簡単に使うのは難しいと思う。かなりのお金持ちかかなりの沼の住人か。
でもだからこそボクはウエストレベルファインダーの動画を撮り続けたいし、この動画を見てあなたもウエストレベルファインダーの魅力を知ってほしいと思ってる。
フィルムカメラの魅力についてはこの記事を読んでもらえると嬉しいな。