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どんどん増えてくるモノクローム

ボクは以前、モノクロームの正解がわからないってこの記事を書いてた。

それから3年が経ってみたけど、やっぱりボクはモノクロームについて考察はできていないし、わからないことばかり。

それでも最近は少しずつモノクロームの写真が増えてきてる。とはいえまだまだカラー写真の方が多いけど、色情報がうるさいなって感じるシーンが多くなって、現像段階でモノクロームにすることがある。
本当に上手い人からすると、撮る時にモノクローム写真が見えているんだよ、現像の時にいじるのは外道だよって言われるかもしれないけど^^;

そしてボクはRICOH GR3を持って大阪へ一泊二日の旅行?に行ってきたよ。


写真は記憶を留めておく装置だと思っているから、たとえ色がなくてもその時の情景は鮮明に蘇る。でもボク以外の人に見てもらうとき、モノクロームの立ち位置ってどうなんだろう。

朝焼けの空が綺麗な日で、色情報がなくっていてもボクの記憶には鮮明に残っている

なんとなくおしゃれだからってだけで撮りたくないのがボクのモノクローム。とりあえず形が面白いものはモノクロームがいいなと思う。

車窓から見える陸橋。完全にボクの被写体。

低く垂れ込めた雲の上。雪が積もった山頂が光り輝いてる。そんなときは確実にモノクロームだと思う。

これも電車の中から撮った一枚

ボクは10代の頃からずっと建築をやってきた。建築は基本的には「かたち」なんだよね。もちろん素材の色がアクセント色も必要なんだけど、根源的には「かたち」が重要なんだよ。だから建築写真にはモノクロームがいいと思うんだ。

グランフロントの吹き抜け

橋の上、流れるブレース、飛行機。この時隣に誰が座っていたのか、ボクは忘れない。

「写真」としては大きな意味は持たないけど、「記憶」としてはとても大切な一枚。

来年GRのモノクローム版が出るって噂で、ボクは今からGR貯金をしてる。

大阪の街並み。

大阪という街は顕示欲と承認欲求が渦巻く街だと思ってる。そしてそれは建築意匠にも大きく表れている。この建物はバブル全盛期に設計された。

冷静になって考えると、入館料2000円はちょっと高い。

都会のど真ん中に緑の空間を作ることがどれだけ難しいのか、少しだけ不動産業界をかじったボクにはよくわかる。この空間は素晴らしいものだと実感できる。

うめきたガーデンはその存在意義が奇跡だと思う。

ボクは基本的にカラー脳で写真を撮るけど、シャッターを押す前にこれはモノクロームがいいなと思う時がある。ここもそうだった。そんなモノクローム脳をもっと増やしていきたい。

いくつも重なる線材とグラデーション。

大阪駅は、できた当初大味でちょっと好きじゃなかった。意味も理解できなかった。でも今は大好きな場所。目標時間の30分前には到着してぶらぶら一周するのが習慣になってる。

最初はカラーで現像していたけど、やっぱりここはモノクロームだと思って、露出を落として現像したら正解だった。

新しくボクの手元に届いたRollei 35AF。これにもモノクロフィルムを入れてみた。まだ現像に出せていないけど、どんな風に撮れているのか今から楽しみ。

最後に
『キミはモノクロームは好きですか?』


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すぎっち
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