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シャッターを切るとき ワタシの深呼吸

ワタシは写真を撮るときは基本にはデジカメ。

だけど、今まで笑っていた赤ちゃんがお腹が空いていることに気づいて突然泣き出すように、時々無性にフィルムカメラで写真を撮りたくなってしまう。


ワタシが使うOLYMPUS TRIP35

昔使ってたトイカメラはほとんどが壊れてしまって使い物にならない。(修理に出せば治るかもしれないけど)

ワタシが今持っているカメラはOLYMPUSのTRIP35。レンズ交換ができないいわゆるコンパクトカメラってやつ。

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頑丈だし、電池もいらないからしばらく使っていなくても、気が向いた時にフラッと持ち出せるかわいい子。


使うフィルムはリバーサルフィルム

こだわりと言うほどのものはないけど、使うフィルムの多くはリバーサルフィルム。


ネガ自体が写真のように見えるもの。昔のスライドによく使われてたよね。

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最近フィルムの価格が上がってきていて、正直コスト的にはかなりきつい。


だからワタシのシャッターを押す前のルーティーン。深呼吸。


できるだけ色を探して

リバーサルフィルムを使うときは、快晴で空に雲がない時。そして被写体はできるだけ『色』があるものを。

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青空はワタシのお気に入りのキャンパス。

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プリントした写真じゃなくてネガ(この場合はポジって言うんだけど)をみてるだけでうっとりしてしまう。

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ワタシの撮影前のルーティンはシャッター1回あたりのコストを計算してるからってのもあるけど、それ以外にも理由はある。

それはフィルムに今目の前の風景が感光し一枚の写真に仕上がっていく過程を五感で感じたいから。


出来上がりを待つ時間

当たり前の話だけどフィルムカメラはその場で写真を確認できない。

特にリバーサルフィルムだとちょっと特殊なフィルムだからってのもあるけどスピード現像にも対応していない。感覚的にはフィルムを出して1週間は我慢する感じ。


ワタシはできればデータで写真を扱いたいから、ネガ(ポジ)が出来上がったら(プリントはしない派)それを一枚ずつスキャンしてデータ化していく。


一枚一枚、丁寧にゴミがついてないか確認し、ピントを合わせてスキャンを撮る。


デジカメで撮るワタシとの対比

ワタシはかなりの早撮り派らしい。

30分ほどの散歩で300枚撮ってたこともあるくらい。(6秒に1枚撮ってた!?)


どうしても下手くそだからいろんな角度や構図でたくさん撮っちゃうみたい。だからボツになる写真もたくさんあって、現像作業は削除作業と言ってもいいくらい。


でもフィルムカメラはその一瞬一瞬を楽しむためにゆっくりと撮っていく。


インフルエンザで寝込んでた人が久しぶりにご飯を食べるときのように、一口ずつ味わうようにゆっくりと咀嚼して、その時の空気感を楽しんでる。


深呼吸する数秒間。

それがワタシにしか感じられない幸せな時間。ワタシの中の最高のゆたかさ。

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