ボクの新しい視点 トリの眼
ボクはカメラで写真を撮ることが趣味。
でも写真に対する専門教育を受けてるわけでもないし、専門知識がたくさんあるわけじゃない。
ましてや絶景と呼ばれる世界の果てに行けるわけもないし、なんなら毎日仕事で忙しい。
ボクの写真術(そんな改まっていうほどでもないけど)は、普通に生活している時には気づかない視点でカメラを構えることでしかない。
そんなボクがドローンを買いました、という話。
ドローンはみんなも知っている通り遠く、高くにカメラを飛ばせる。
だからこれまで見たことがないような動画を僕たちにも見せてくれる。
でも最近のドローンは動画だけじゃなくて写真も撮ることができる。
ボクはボクの新しい視点を手に入れた。
ボクは太陽が雲に隠れながら沈みゆく時間、海に出かけておもむろにドローンを飛ばした。
低く雲が垂れ込む『雲のしたの世界』はまるで半分夜のような世界。でも雲の上にはまだ『昼』がいるんだ。
ボクの住む街はこうやってみるととても小さくて、みんなで集まって住んでるんだ。そしてたくさんの緑に囲まれて生きていることを実感する。
自然が作り出す風景は複雑で有機的な印象を持っていたけど、真上から眺めてみると、数学者たちが追い求める何かの方程式の元に作り出されたことを確信するしかない。
ボクたちはそんな数学で作られた世界で生きているのかもしれない。
遠いボクの祖先が夢見ていたであろう空を飛ぶことを、ボクはドローンと一体になって空を飛びながら地上を眺めている。
そこに生々しく繰り広げられているボクたちの『生活』をリアルにイメージしながら。
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