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「気持ちいい」写真が撮りたいの

いつから「かっこいい」写真を撮ろうと思ってたんだろう。
かっこよさを求めて、必要以上にぼかしたり、色味を変えてみたり、モノクロにしてみたり。でもなんだか楽しくないんだよね。

ボクが写真を撮り始めた頃、目の前に広がる感動的な風景を写真に残しておきたくてシャッターを押してた。

目の前の感動を誰かに共有したかっただけかもしれない

なのにいつの間にかSNSの流行りに振り回されちゃっていたのかもしれない。もっとボクが気持ちいいと思える写真を撮って行ったほうがいいのかもしんない。

ボクが気持ちいいと感じていたなら、それはもはやピントが合っていなくても、ブレていてもいいのかもしれない。だってその時の気持ちよさをこの写真を見てボク自身が感じることができるんだから。

もっと自分の「気持ちいい」センサーを信じてもいいんじゃないなか?最近のカメラはオート設定でシャッターさえ押せば綺麗な写真をたくさん撮れちゃうから。

スナップをしていると時々リアクションを返してくれる人もいる。ボクの楽しい気持ちが伝染したのかもしれない。そんな時はボクはもっと気持ちよくなるんだよね。

田園風景を走るローカル線。見せたい被写体があるわけじゃない。構図なんか考えてない。ただただ緑と青の世界を走り続けるこの景色が気持ちよくてシャッターを切っただけ。

何撮ってんの?って思われてもいい。差し込む光が気持ちよかっただけだから。それだけでもボクがシャッターを押す理由になる。

神おわす場所。そんな雰囲気を感じたから。聖域の中、イタズラに写真を撮るのは失礼だと思いつつ、全てが気持ちよすぎてボクはカメラを構える。


みんなももっと自分の心に自由になってシャッターを切ってもいいんじゃないかな。おしゃれでかっこいい写真ばかりじゃなくてもいいんじゃない?ただただ自分の気持ちに素直に、気持ちいいと思った瞬間を共有していこうよ。

ここに掲載したほとんどの写真はGRⅢで撮られていて、GRは「撮る」行為を消し去る装置として最適だと思うし、気持ちいい写真を撮るのに最高のカメラだと思うんだよね。



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すぎっち
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