自粛を超えて ボクは生活を手に入れた
自粛や在宅勤務が始まるまでボクは仕事で忙しい日々を過ごしていた。
朝の7時は職場にいたし家に着くのは夜遅く。
平日のすべての時間は仕事のために使わないと
ボクは自分にそう言い聞かせて目の前のやるべきこと(少なくとも当時はそう思っていた)に生活の全てを捧げていた。
そんな時にヤツがやってきた。
そう、コロナだ。
そういえばこんなnoteも書いていたっけ。
突然の外出自粛と在宅勤務
緊急事態宣言が出されて世の中は180度変わった。
例に漏れずにボクも在宅勤務をスタートさせた。
以前なにかの記事で見かけた誰かの言葉。
私たちは『生活』を取り戻さなければならない
そのときは何も心に残っていなかった。(今こうやって思い出すということは、心のどこかに引っかかっていたのかもしれない。)
ボクの在宅勤務
ボクの在宅勤務生活は朝6時にスタートする。
起床し身嗜みを整えて、2階の寝室から下へ降りる。
家族の分も含めたコーヒーをドリップして、簡単な朝食をとる。
新鮮な豆を使うとドリップする時に泡がふわっと上がってくる。立ち上がってくるコーヒーの匂いを嗅ぎながら、今日一日いいことがあるといいなと毎日思う。
朝の一通りのルーティンを終えたら、書斎のデスクに座って7時にPCを立ち上げる。ボクの会社はPCにログインした時間を取られていてそれで勤務管理をしている。野暮なことするな、と毎日思う。
通常は9時業務スタートなので、みんなが動き出すまでの2時間にメールチェック&当日のおおよその仕事の流れを作る。
『作業』というなの業務はほぼ2時間で終わると考えると、ボクの仕事ってなんなんだろうって毎日思う。
9時以降は他のメンバーとweb会議をしたりメールに返信したり。
正直、会社にいたときのように常に気が張っている状態でない。
適度に休憩を入れながら、いい意味で『ちょっとサボっている』状態。
会社の中でいつもピリピリに気を張っていたのって一体なんだったんだろうって毎日思う。
12時になると台所で昼食を食べて、13時までドリップしたコーヒーを飲みながらkindleで読書をする。
15時半になったらボクの業務時間は終了。会社PCは閉じるからメールは確認できなくなるけど、急ぎの用があったらLINEに連絡してね、とみんなに業務連絡して終了。
そのあとはボクの大好きな色の中に身を置くためにカメラを持って外に飛び出していく。
在宅勤務で見えてきた大切な『生活』
『生活』をググってみると
生きて生体として活動すること。世の中でくらしてゆくこと。また、その手立て。くらし。
とある。
在宅勤務で変わったことといえばこんなところ。
・家族とほぼ同じ時間に起床するようになった
・家族と一緒に食事をするようになった
・散歩なんかの適度な運動を毎日行うようになった
・行きたい時にお手洗いにいけるようになった
・水分をしっかりと取れるようになった
etc...
よく考えると極々当たり前のことが、これまでできていなかったことに気づく。
・家族がまだ寝ているうちに家を出ていた
・食事はコンビニで買ってデスクで食べるか忙しいときは食事を抜いていた
・運動は土日しかできないと思っていた
・打ち合わせが続くとお手洗いに一度も行っていない日もあった
・常にコーヒーを飲んで隠れ脱水症状になってることもあった
ボクのこれまでの生活は『生活』ではなかったことに改めて気づく。
食事をコンビニで買うことはアウトソーシングだし、色々と行為自体を行っていないこともあった。
『生活』とは自分が生きていくために必要なことを自分で行うことだと思った。
アフターコロナの生活
ボクのアフターコロナはボクの『生活』を取り戻すこと。
自分が生きるための活動を、できる限り自分の手で行っていく。
アウトソーシングや不実行はなしの生活。それがボクの『生活』
そしてその生活にほんの少しの彩りを与えていく。
これまでの仕事中心の生活は一体なんだったんだろう。
集団催眠にかかっていたような気さえする。
コロナはボクたちから大切なものをたくさん奪っていったけど、代わりにたくさんの大切なことに気づかせてくれるきっかけを与えてくれた。
これを活かすも殺すもボク次第。
GW明けの仕事、がんばります。。。
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