過去の投稿含めて長々と書いておりますが、このあとようやく半月が経った頃となります。
物事が動き始めたこの頃、工事や保険や役所関連の手続きを一手に引き受けていたわたしのスマホには連日何件も着信があり。お役所や保険屋さんからの厳かな業務連絡の声が留守電にたまっていきました。
思い返せば火災当日すでに消防隊の方から、罹災に関する手続きもろもろが印刷された書類を受け取ってはいました。
だけど、ほら、
それどころじゃねぇ
じゃないですか。
本日ただいまきょうこのあと !
どーすればいいですかわたしたち家族は ! !
ですわな。
……
実際のところ、当日のわたしたちがどう動いたかといえば、ここまでぽつぽつ書いてきたように、さいわい玄関や雨戸の破損が最小限で済んでおり戸締りがきちんとできたおかげで、いったん家を離れることにしました。
まさしく
「着の身着のまま焼け出される」
の体(てい)。ドラマチックだ。違うか。
煤のにおいのしみついた我ら四人、各自が己の服に鼻をくっつけては「煤臭いよぉ~」と嘆きながらもおなじみの居酒屋でもってチンチロリンをいつもより数多く回したりなんだりして飲んだくれ、また飲んだくれ。
いつもより多めの支払いを済ませたのち、ドンキとドラッグストアで着替えやらメイク道具やら、必要最低限の品を買い揃えてから、焼けてしまって真っ黒で真っ暗な家で「命綱」を実感したスマホでもって予約をとった市内のビジネスホテルへ。
ホテルのベッドで
「家が火事…… ???」
「まじ……???」
「わたしの人生にこんなこと起きるの???」
と繰り返し考えていたような気がします。
やっばドラマチックと呼んでほしい。
とまれどこか冷静だったわたしたち。困った参ったと大騒ぎしたあげく落ち込んだりするのが怖かったんだと思われますが、翌日全員普通に仕事に行ったのもどうなのか。
そんなこんなでここからは当時のつぶやきです。リアルだなあ。
ペットはそもそも息子がひとりぐらしをしていた頃に飼い始めた子。毎日身体にまとわりつかせて相手をしながらいとおしんでいました。
サバイバル生活は続きます。