被災のココロをうちあける日記はじめます
これこの通り、自宅が火災に見舞われるという稀有な体験をしたわけです。
忘れもしない2022年11月11日。二階建て一軒家の一階部分がほぼ炭と化したあの日から、今日で、えーと、1年と4か月半。ここで書こうという気持ちになるところまで戻ってこられました。
この間も某SNSでは、友達限定という技を駆使してわりと細かく発信しておりましたがそれは
「平気だよー」
「心配しないでねー」
みたいな意味もあったし、
「こんなことになってんねんですごいやろ(関西弁なのは謎)」
みたいな自虐的迷惑行為でもあった、はず、です、よーわからん。
とにかく、最近になってやっと
「いや大変だったんすよ ! マジで !!」
と言えるようになったのは、ようやくメンタルや体力が回復してきたんだとおもいます。長かったぞ。みんな ! 災害は怖いぞ !!
で、あらためて書くというよりこれまで書いてきたものをひとまず出してみようと思いました。思えるようになりました。ビバ、回復。
まずは火災当日のつぶやきからいってみよー
いつだこれ投稿したの、どのタイミングだ。のんきか。しかも記憶ないぞ。
火災当日のこの日は、正午をすぎた頃に警察から職場にかかってきた電話を受け、腰を抜かしそうになりながら、というか実際抜けてしまってしゃがみ込みながら「家が火事で」と周囲に報告して早退。
このあと出てきますが、かわいがっていたペットが火元だという直感もあり、まず助かってはいないという絶望感が何より勝って、ペットの名前を呼びながら、わんわん泣きながら徒歩圏内の家路を急いだものでした。
幸い家族は全員仕事に出ていたので、そっちの怪我などの心配をしなくて済んだのも一因ではありましょうけども、とにかく他には何も考えられなかった。今夜の寝床とかご飯とか。貴重品の焼失危機とか。ほんと何も考えなかったなあ。
家に着いたら黒山の人だかり……かと思いきや、いったん集合した何台もの消防車(5~6台きてたらしい)も、警察車両(2~3台きたらしい)も、テレビでよくみる規制線やテント張りの対策本部も(あったらしいけど)撤収したあとだということで、消防車と警察車両が一台ずつ、わたしたち家族の帰りを待っていた。周辺はいつも通りの静かさ。だけど家の中は真っ黒の異常事態。
火災の原因はペットのヒーターしかありえないと主張するも、徹底究明をあきらめない警察。一刻も早く今後のことを家族で相談したいのに、鎮火を徹底すべく放水を続ける消防の皆さん。11月のこの日、天気もよく日もまあまあ長かったものの、日が暮れはじめるまでみなさん滞在されまして。
やっと家族だけになった時には、すっかり真っ黒、いやその、真っ黒だし真っ暗だし。照明つけられないですから。
下の画像は当日の火元付近
けっこうハードかもしれないのでそのおつもりでご覧くださいませ
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次回ペットの話へと続く予定。