自分だけのスタイルを手に入れる!オーダーシャツの世界へ飛び込もうpart2
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
stile lavitaの関谷です。
本日は前回の続きで、オーダーシャツの選ぶ際に気をつけるポイントの第2章、生地について書いていきます。
※part1はこちらからご覧下さい
1.初めてのシャツ体験
皆様、初めてビジネスシャツに袖を通されたのはいつでしょうか?
おそらく大多数の方は、小学校〜中学校くらいの時期に制服を着用するのと合わせてシャツという物に触れてこられたと思います。
実際に僕も、中学生の時に学生服のタイミングでシャツを買ってもらった記憶があります。
そういう意味だと、12、3歳くらいの頃から、定年くらいまで付き合っていくのがシャツというアイテムです。
2.シャツの素材について
一般的には、ビジネスシャツ、カジュアルシャツの2つのジャンルに分類されるかと思いますが、今回はビジネスシャツに絞って書いていきます。
さて早速ですが、シャツの素材と言えばどういった素材が思い付きますか?
コットン、シルク、レーヨン、サテン、ポリエステル、ウール、リネン….etc
色々な素材がこの世の中沢山ありますが、やはりビジネスシャツでよく使われているのはコットンです。
コットン=綿
コットンという言葉は日本では綿〇〇%と表記される事もあるので、結構勘違いされている方も多いですが、基本的には同素材になります。
既製品などでは大量生産できて、コストも安価なポリエステル100%の物やコットンポリエステル混紡の物も良く販売されていますよね。
当店では、基本的にお客様にご提供しているシャツはコットン100%のものをご提供しております。
3.コットンをオススメする理由
少し話が逸れますが、皆様が普段着ている肌着や靴下はどういう素材が多いでしょうか?
最近ではユニクロのエアリズムやヒートテックなどインナーで着ている方も多いので、一概には言えませんがやはりここもコットンが多いでしょう。
素肌に近いアイテムほど、コットンが使われているのは何故でしょう?
それは、抜群の肌触りと高い吸水性があるからなのです。
Tシャツでもパンツでも、靴下でも汗をかきやすく素肌の上に着ますよね。そう言った面でも素材はコットンを強くオススメします。
4.シャツ生地の織り方の種類
シャツには織り方に違いがあり、その織り方の特徴ごとに仕上がり時の印象の違いになります。
・ブロード
ビジネス用のシャツに多い織り方で、ある意味この織り方が一つの基準になります。
ツルっとしていて上品な印象なので、冠婚葬祭用としても使われることがあります。
・ツイル
斜めの織柄が特徴的で、この生地の魅力は生地のハリコシと光沢感です。
僕もこの仕事を始めた時は、一目見てこの生地好き!となり、最初は取り憑かれたようにツイルばかり着てました。
ただ夏場の暑い時期は、少し厚手になるので暑がりの方にはオススメしません。
・オックスフォード
オックスフォードというと、ラルフローレンやブルックスブラザーズなどのアメトラのブランドのボタンダウンシャツをイメージされるかと思います。
オックスフォードの生地はカジュアル用とイメージを持たれている方も多いですが、オックスでも更に種類が分類されて厚手でカジュアルライクなものが、ビンテージオックスフォード、ビジネス用だとピンポイントオックスフォードやロイヤルオックスフォードがオススメです。
この生地は平織りなので、通気性も良くタフさもあります。
織り方一つで肌感も結構変わるので、色々と試着してみて好みの物を選ばれると良いと思います。
5.糸の番手について
素材はコットンがオススメですが、実は大事な事がもう一点、それは糸の太さと構成です。
よく糸番手で、100番手や40番手など表記されることがありますが、この数字が高くなればなるほど細く肌触りの良いシャツ生地に織り上がります。
もちろん番手が高くなればなるほど、それは良いシャツという意味ではなく、そのシャツがカジュアル用なのかビジネス用なのかでも使われる番手は変わりますので、頭の片隅にでも覚えておくと良いと思います。
更に糸は単糸と双糸に分かれます。
単糸は一本の糸で、双糸はその単糸を2本撚り合わせて出来た糸になります。
イメージ的には、綱引きの縄的な感じですので、撚り合わせる事で強度も生まれて滑らかな肌触りになります。
6.ビジネスマンが選ぶべきシャツ
だいぶ長くなってしまいましたが、シャツはスーツとの相性や汎用性を考えると、やはり白とサックスブルーを軸に考える事をオススメします。
1週間の内、仕事の日が5日だとすると白が3枚、サックスブルーが2枚くらいのバランスでまずは揃えると良いです。
もちろんお持ちのスーツに合わせて、柄物なども揃えられても良いです。
ただ、まずは白とサックスブルーの枚数をしっかりと揃えらると着用シーンも選ばないので汎用性が高いのでオススメです。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はシャツの素材と織り方などに絞ってご紹介させて頂きました。
お仕立てご検討の際は、普段着ていてご自身が気に入っているものを持参してご相談されてみるとよりお好みがわかりやすく、良いものが作れるもの思いますよ。
次はデザインについて書きます。
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