ゲームレビュー:ゴーストワイヤートーキョー
オトナの妖怪ウォッチ
簡単に説明するとこれ。メインシナリオはもちろんシリアスな展開だが、実際のゲームでは大半をジバニャンとの取引やジバワンとの交流を繰り返しながら、渋谷区に住まう日本古来の妖怪達を引っ捕らえていくゲーム。
ついでにマレビトと呼ばれるザコ敵たちを倒しながら、渋谷区民の魂を救済していくという目的もある。
外人向けっちゃ外人向け
基本的に敵であるマレビトと、あとは犬猫狸と日本妖怪しか出てこないので、日本に興味がある外国人向けのゲームという感じはする。
サブイベントもゴミ屋敷等の時事ネタや、トイレの花子さんやら子供の神隠しなど昭和感の高い怪奇ネタも多く、モノによっては令和キッズにはかなり怖いかも知れない。
敵であるマレビトにも昭和ネタは多々散りばめられていて、「わたし、きれい?」で有名な口裂け女はガチでビジュアルが怖い為、小さい子にはトラウマ級なので注意が必要。
システムは和風FPSゲームであるが…
基本的に自分視点のFPSゲーム。風属性、水属性、火属性、その他色々を使いこなして敵と戦うが、戦闘のバリエーションはあまり多くなく、もうちょい工夫が欲しかったかなー。
戦闘も慣れればそう難しくはなく、初のベゼスタゲームにしてはそれなりに遊びやすかったのではないかと思う。
難敵もステルスキルでかなり倒しやすくなるし、的確な連射とヒットアンドアウェイを駆使しながらパリィを狙えば、ラスボスもまぁまぁ余裕でした。
ただ、先程も書いたように戦闘スタイルのバリエーションは基本的に3つしか無く、かつメインシナリオ以外はほぼ除霊&妖怪ウォッチ作業の繰り返しとなる。マップも膨大で似たような作業の繰り返しが続く事となるため、大体2時間位のプレイでしんどくなってくる。ゲームは1日2時間迄にしましょう(昭和)。
渋谷を中心とした全体マップはかなり広く、歩いた事があるのは渋谷駅付近だけって人が恐らく大半なので、住宅街エリアにはほぼ目新しさを感じない。その割に細部はほぼ使いまわしでもある為、そういう意味でも飽きやすい内容なんだよなぁ。
移動は比較的ストレスフリー
比較的早くから空中グライドやカラス天狗によるグラップリングも使えるようになる為、探索は面倒でも移動は割とストレスフリー。落下死が無いのも良かったと思う。
大体30時間でクリアしました。
グラボ性能など
最初はRX7900XTXで4K高画質環境を楽しんでいたのだが、FSRオンで144MHzで張り付くもののパワーセーブかけても400Wも電気を食ってしまうため、サブ機のRTX3060で遊んでみたのだが、DLSSオンで普通に4K高画質でレイトレ入れて遊べました。FPSは60〜100位出てたように思います。
VRAMは10ギガ位食ってたので、やはり12GB積んだRTX3060は偉大。
訂正
設定が反映されてなかったようで、RTX3060ではやはり4Kプレイは難しいようです。WQHDでDLSSをウルトラパフォーマンスにすれば快適でした。
ちなみにRadeonRX7900XTXでは4K最高設定でも遊べましたが、FSR2.0は必須。144MHz張り付きとはいかず、やや重いシーンもありました。
どうやら自分はFHD設定のフルスクリーンで遊んでいたようですか、まぁFHDでも全く不満はなかったですね…。
総評
ゴーストワイヤートーキョー、渋谷舞台のオープンワールドホラーアクションゲームで、渋谷を中心とした名所を回れるゲームであるが、云うほど渋谷って探索したい街か?と言われたら、別段そういう街でもない為、その点が微妙であった。
また、龍が如くみたいに人間味あるサブイベントがあれば魅力も違っていただろうが、基本的に犬猫狸妖怪しかいない為、サブイベントの幅があまりにも狭いような気がした。プレイ感は悪くなかったが、もうちょい工夫出来たんじゃない?と思う。
ゴーストワイヤートーキョー、面白くなくはないが色々惜しい、そんなゲームでした。次回作作るならもっとサブイベント頑張って欲しい。ガチ怖いイベントバリバリ作ろうぜ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?