燃費性能の限界に挑戦した話
復路364.5kmの記録
V37スカイライン、やはり名車でゴワス。先日、某温泉に入る為に2泊でちょっとした小旅行に出たのですが、普段使いの含めた総計約650km往路でリッター14.4km、目的地で給油をしてメーターをリセットし、復路は約120kmばかし高速を使いましたが、復路合計364.5kmでリッター17.2kmという記録を達成。過去最高記録となりました。
3500ccの車としては破格の燃費性能
リッター17超えは以前の1600ccのs-crossでもちょっと遠出した場合の燃費でしたので、大排気量の自然吸気エンジンとしてはありえないレベルの低燃費性能となっています。ハイブリッドシステムの恩恵がかなり大きい事が伺えますね。
ちなみにモーターを全く使わない走り方をした場合にはリッター7km位しか走らなかった為、この車は乗り方次第で燃費の振れ幅がかなり大きい車だと言う事がわかります。
コツはバッテリーの電力を使い切る事
何度か長距離を走ってみて判った事ですが、燃費を伸ばすコツはやはりバッテリーを上手に使う事です。それは単にエコモードでアクセルを弱く踏んでモーター稼働を誘発する事ではなく、踏む時はしっかり踏んでモーターアシストを引き出し、速度が乗ったらその速度を活かしながら効率の良いモーター走行を維持する事です。
バッテリーが枯渇したらマニュアルシフトに切り替えて最も給電効率の良い回転数で充電を行い、再びドライブシフトに戻してモーターアシスト走行に切り替える訳です。
乗り方が一定でないから飽きが来ない
単に燃費向上を追求した走りではありますが、メリハリのあるアクセルワークと、シフトチェンジによる給電走行への切り替え、また坂路やコーナリング走行といった道路状況により、スカイラインハイブリッドは常に変化に富んだ走行テクニックを求められる車となります。
このように、スカイラインはただアクセルのオン・オフだけでなく、多岐にわたる走行テクニックを求められる車となっており、運転そのものに気を遣いすぎるドライバーや、そもそも運転があまり好きではないドライバーにとっては、非常に疲れる車であり、受け入れ難い車かもしれません。
その反面、運転していて退屈はしないので、運転が好きな人にこそオススメできる車なのかもしれませんね。
不得手なシーンも当然ある
今回の旅では、往路で酷道と呼ばれる険しい山道に迷い込んでしまいましたが、こういった急カーブの連続とアップダウンの激しいステージでは、スカイラインハイブリッドはその重さ故に非常にストレスのかかるドライビングとなりました。
とにかく車体が重いので、曲がる度に全身にGがかかり、肩が凝ります。道が狭い上に荒れた路肩が続くと、路面が崩れないか神経を擦り減らして気が気じゃなかったですね。
こうしたラフロードを走った結果、自分で運転していて乗り物酔いを起こしそうになった為、帰りは高速道路を使うと決心する事になりました。
逆に、高速道路ではマジで無敵です。オートクルーズに任せて悠々と走るのも良し、追い抜き時にスポーツモードに切り替えて踏み込んで見るのも良し、とにかく高速では最高のパフォーマンスを発揮する事ができます。ここでも燃費を伸ばすテクニックが活きるため、やはり飽きの来ない走りを楽しむ事ができました。
なんやかんやで遠出は面白い
下道も渋滞路でなければまぁ普通に楽しく乗れるこのV37スカイラインハイブリッドですが、今回の手応えでは、大体650〜700km辺りで給油してますが、遠出に限れば恐らく満タンから800km位は走りそうな気配です。
プリウスは一回の給油で1000km超えるらしいですので、それには及ばないものの、かなり効率の良い走りが出来ており、満足感の高い遠出となりました。
はやくコロナ収束して、GOTOトラベル再開してほしいですね。
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