ドライブモードセレクターの話
使い所の判らなかったパーソナルモード
以前のSUZUKI・SX-4 s-crossにもドライブモードセレクターは搭載されており、まぁ大体似たようなもんだろうとイメージはしていたのだが、スカイラインハイブリッドのドライブモードにはパーソナルという、自分でカスタムできるモードが設定されている。
s-crossのモードセレクターはALLGRIPと呼ばれる4WD制御システムにより管理されていて、基本のノーマルモードがFF走行となって燃費を重視する為、これがスカイラインで言うところのエコモードとスタンダードモードを兼ねる事になる。スポーツモードは常時4WD走行となり、エンジンのレスポンスを最大限に発揮するようになる。スノーモードでもタイヤは常時4WD走行となり、タイヤのスリップを常時監視してトルク配分を自動調整するようになる。エクストラモードとも言えるロックモードは泥濘にハマった時などに使う緊急脱出モードで、7年程乗った北海道で何度か使用する機会があったが1度足りとも動けなくなった事は無いので、SUZUKIのALLGRIPシステムはマジでスゴいと思う。
話が少し逸れたが、FR車であるスカイラインにもスリップを検知してタイヤのパワーを調節するスノーモードがあり、そしてロックモードの代わりに使い所に悩むパーソナルモードが用意されているのである。
まぁこの車は4WDじゃないので、スノーモードは気持ちマシってレベルの代物なのだろう。
操舵性も変わるドライブモードセレクター
色々走っていずれのモードも試してはみたが、スポーツモードだけはガラリと印象が変わる。変わるのはもちろんエンジンレスポンスの方もだが、それ以上に操舵性の変化が大きい。
SUZUKIのドライブモードセレクターは主にエンジンレスポンスと2WD↔4WDを切り替えるものだったが、スカイラインではステアリングバイワイヤを導入した事で、ハンドルを意図的に重くしたり軽くしたりといった調整が可能となっている。
スポーツモードでは劇的にハンドルの操舵が重くなり、いかにもGを感じながら走っているような乗り味となる。これにより走りが非常にスポーティな印象を受けるようになっているのである。
↑最初はエコ&軽いハンドルにしていたが、違いの分かりやすいスポーツ&軽いに変更してみた。
パーソナルモードではこのようにエンジンやトランスミッションのレスポンスの他、ステアリングの操舵性に関するカスタムも可能となっていて、それらに加えてスタビリティアシストの有無も決めれるようになっているのである。
ハンドルは確かに軽い方が楽なのだが…?
通常のエコモードではステアリング反応は普通なので、最初はこのステアリングを「軽い」に変えて遊んでみたりしていたのだが、登り坂ではスポーツモードの出番も多くなるため、先程エンジンレスポンスを「スポーツ」に変え、同時にハンドルレスポンスも「軽い」に変えてみる事にしました。
調整としては一段階しか変えてない訳だが、同じエコ走りでもステアリングの軽さが劇的に向上し、ハンドルの扱いが楽になりました。
…とはいえ、横Gの影響を全く受けないステアリングバイワイヤで、クルクルと回るハンドリングが実際の峠走行にどういった影響を与えるのかは、今のところ未知数である。
走行中のタイヤの切れ角は感覚的に掴まなくてはならないので、どの走行モードが一番なのか、これから手探りで探して行く事になりそうです。
眠くなったので終わり。
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