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Matomoな日々「第2回 Matomoはどうやったら使える?」


オンプレミスとクラウドサービス

MatomoはPHPでかかれたプログラムをLAMPサーバーにインストールすることで利用できます。
しかし、その環境をすでに用意しているサービスもあり、自前のサーバーを用意することが難しければ、そのサービスを利用することもできます。

Matomo.orgによる無料トライアルの申し込みページ https://matomo.org/start-free-analytics-trial/
サイオステクノロジーによるクラウドサービス https://sios.jp/lp/matomo/service/options/20180206a.html

メリット・デメリット

準備

Matomoをオンプレミスで利用するには、LAMPサーバーを用意する必要があります。
LAMPとは「Linux」「Apache」「MySQL」「PHP」の頭文字をとったもので、すべてオープンソースのOS、Webサーバー、データベース、開発言語です。

Linux OS

様々なディストリビューション(カーネルとソフトウェアパッケージの組み合わせ)があるOperating Sysytemです。有償版ではRedHat Enterprise LinuxやOracle Enterprise Linuxが有名です。無料で使えるのはUbuntu Server、Debian GNU Linux、MIRACLE LINUX、AlmaLinux、Fedoraなどがあります。またAWSで使えるAmazonLinuxもあります。

Apache WEBサーバー

Apacheは歴史のあるWEBサーバーソフトウェアです。PHPとの連携も簡単で、使いやすいと言えます。
近年はNginxというWEBサーバーが人気ですが、PHPを動作させるためのパッケージが別に必要だったり、少し利用のハードルが上がります。

MySQLデータベース

MySQLはコミュニティエディション(無償)とエンタープライズエディション(有償)がありますが、機能的な違いはありません。
MySQLと互換性のあるMariaDBというデータベースもあり、近年ではDBのスタンダードになりつつあります。

PHP 言語

WEBアプリケーションを作成するのに、良く採用されるプログラミング言語です。MatomoはPHPで開発されています。
またMatomoのログファイルインポート機能を利用するには、Pythonというプログラミング言語も必要です。

Matomoはどこで入手できる?

Matomoはオープンソースソフトウェアです。最新バージョンが以下のURLから無償でダウンロードし利用できます。
(このリンクをクリックするとすぐにダウンロードが開始されますのでご注意ください。)
https://builds.matomo.org/matomo.zip
また、builds.matomo.org には過去のバージョンのMatomoも保管されていますので、もし古いバージョンが必要な時は探してみましょう。

次回はAWS環境を使ってMatomoサーバーをインストールしてみましょう。

関連リンク

サイオステクノロジーは2014年から国内でのテクニカルサポートをサービスとして立ち上げて提供しています。
・サイオステクノロジーのMatomoサービス: https://sios.jp/lp/matomo/

Matomoは欧州の開発チームが中心となって開発されています。
・Matomo公式サイト: http://matomo.org/

日本での利用拡大と翻訳などを担っているのがMatomoユーザー会です。
・日本Matomoユーザー会:https://matomo.jp/

Matomoの追加機能を集めたサイト
・Matomoプラグインマーケットプレイス:https://plugins.matomo.org/


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