【開発実績紹介】株式担保ローンWEB管理システム
【システム概要】
金融機関様(主に証券会社)と法人のお客様との間で融資を行なう際に
お客様が保有する有価証券等を担保にすることができます。
(金融機関様によっては、投資信託、債券なども担保として扱っています)
担保株式管理システムでは、法人のお客様からの融資のお申し出をWEBで行なうことができます。
お客様は短期で融資を受けることで用途制限の無い資金を得ることができるます。証券会社では受け取った担保株式について、日々の株式相場の時価をバックシステムから受け取り、時価総額を計算して担保資産の管理を行なっております。
【苦労した点】
株式担保ローンWEB管理システムは、担保差し入れ、解除等の申請、ならびにお預かりした担保株式の残高等を管理するシステムです。
この株式はコーポレートアクション(株式の分割や併合、会社合併、単元株数変更など)によって預かり株数が変更されることがあります。本システムはバックシステムとの連携により預かり株数の整合性を保つことを基本としていますが、バックシステム側で自動的に数量調整して本システムに連携する仕様となっていません。バックシステムの仕様変更は莫大なコストかかる上、影響範囲が広すぎることから、本システムの画面で設定することになりました。
【プロジェクト概要】
システム利用者が金融機関様と法人のお客様であり、システムで個人情報を取り扱うため、強固なセキュリティ、高度な可用性が求められます。
しかしながらお客様の利便性を損なう事があっては意味がありません。
お客様のご要望を伺い、株式担保ローン業務を滞りなく営むことができるように、システム、もしくは業務で内在するリスクを分析し、リスクの許容、リスク回避策の検討を行ない、柔軟な実装をしました。
また、開発をご依頼されたお客様から「開発コストの抑制」と「システムの早期導入」をご要望されていたため、お客様と協議の上、一部機能に関しては外部ベンダーのパッケージを利用し、ご要望を実現しました。
【開発環境等】
OS:RHEL /開発言語:Java /ミドルウェア:Weblogic,Apache/DB:Oracle、流用パッケージ:秘密