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週刊日記:ところによりHello警報
◆会話
会社でのコミュニケーションすら失ってしまった僕は、他人と会話をする機会が本当になくなった。基本的にずっと自室にこもっているので、発声すらほぼしない。暇つぶしに毎日Duolingoでフランス語と戯れているため、日本語よりもフランス語を発する回数の方が多い。 Je suis un chat.(私は猫です。)
俗世から完全に孤立してしまうことを恐れ、こうして文字を書き残したり、人が喋っている動画を観たりしているが、これによって世の中と繋がりを持てていると思っているのが大きな勘違い!僕がやっていることはどれも一方通行で、互いに意思疎通をはかる対話とは程遠い。
リアルタイムの会話では、予期せぬタイミングで他人から話を振られる。これが恐ろしいんだ。YouTubeで動画を観ていても、画面の向こうから突然「ところで君はどう思うかね?」と問われることはない。これに慣れてしまうと、リアルの会話では常に緊張することになる。しかも、文字とは違いその場ですぐに返答をしなければならない。頭の中でHello警報が鳴る。ええい、やかましい!黙ってくれ!!何が警報だ、声をかけてもらえることは有り難いのだぞ。偏屈ですみません、誰か相手をしてください。
◆体調
もうずっと体調が悪く、いちいち日記に書いていてはキリがない。なので、ここに近況を書き留めることにした。
日々安静に過ごしているのですが、あまりに改善の余地がないため、飛び道具を使ってみることにした。酒、だ。体調を崩した時に酒など、百害あって一利なしだろう。そうに決まっている。...が、果たして本当にそうか?まともな社会生活を送っていれば、まずこの選択肢はない。こんなリスキーな、いや、こんなアホなことをして体調が悪化したら後悔してもしきれない。体調管理も仕事のうち、と言うしね。しかし、僕には仕事がない!なので、こういうアホなことを試してもOK!(万が一の場合も病院を頼らないという前提で)
そういうわけで、う〜んう〜んと唸りながらウォッカをロックでちびちび飲む。ロシアならそういう民間療法もありそうだ。酒の影響か分からないが、驚いたことに身体の怠さがみるみる引いていった。これは正解だった!
...なんて、一筋縄でいくはずもなく。酔いに任せて眠りにつき翌朝目を覚ますと、二日酔いの枠に収まらぬほどの絶不調で、ベッドから起き上がるのすら困難だった。アホすぎる。振り出しに戻ったどころかマイナスだ、体調改善の道のりは長い。せめてもの禊として、常備薬を飲んで製薬会社に貢献しました。
2024年12月第二週。
お疲れさまでした。また来週。
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