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第91号『チェイサーゲーム53、54話感想と考察』
週刊少年シチューで『チェイサーゲーム』の記事を書くの何回目だろう
普段はコミックス出るたびに感想と考察を書いてましたが、今回は7巻発売を待たずに書いて良いですか?ツッコミどころが多すぎる。
まぁ、でも好きな漫画は「この先はどうなる?」と色々と先の展開を読むことも楽しさの一つだと思っています。友達と話す来週の少年ジャンプ話の様に気軽に読んでもらえると幸いです。
上記の第89号にて「この物語の着地点について」という副題でこの漫画の先の展開を考察をしましたが、この考察の時点では松山社長の死というルートは想定してませんでした。一応、王道ルートではなく邪道ルートとしては松山社長失踪ルートは考えてました(サイバーコネクト時に前社長が失踪してる為、サイバーコネクトツーの社長も立て続けに失踪したらミステリー要素としては面白いかなと。ただ、それだと漫画としては面白いかもと思いつつ物語の軸がブレてしまうので自分の中で「これは無いな」と削除したルートだったんですが・・・
【チェイサーゲーム53話 感想と考察】
【松山洋 享年47歳】
や、やりがった!”お仕事漫画”とはいったい何だったのか?
ある意味では最高に美味しい展開。原作者自ら登場人物である自分を消す。
ダメ押しにロードローラーまで。『ジョジョの奇妙な冒険』DIOみたく完全に止めを刺す時はロードローラーなのは分かる気がする
この先、生存ルートを考えられないようにご丁寧に四肢が吹っ飛ぶ演出まで…
ただパロディ元が『ジョジョの奇妙な冒険』なのでこのぐらいの死の演出なら、まだワンチャン生きている気がする
シュトロハイム松山となるか、ポルナレフ松山となるか?
最終話あたりで車椅子でちゃっかり再登場しそうな気がするのでポルナレフ松山に一票。
仮に確実に死亡ルートであるなら、葬儀後に新里さんあたりが「なぁ、龍也人はいつ死ぬと思う?」と『ワンピース』のDrヒルククになりそうな気がする
まぁ、おふざけはこのぐらいしてこの後の展開についてどうなるかを考えてみましょうか
【次の社長は誰?】
社長である松山社長が亡くなった為、サイバーコネクトツーは社長不在。その為、次の社長を決めなくてはなりません。
順当にいけば、副社長である宮崎副社長が繰り上がりなんですが、宮崎さん自分は裏方で支える方が向いていると辞退してそのまま副社長を継続しそうな気がします。
そうなると社長は誰に?となる訳です。
交渉に長けていそうな本田さん本命、対抗で宮崎副社長、大穴で龍也あたりだろうか。
流石に達也は無いだろうと思いますか?自分はワンチャンあると思ってます。
龍也は仕事のスキルは普通だけどなんだか助けてあげたくなる雰囲気持ってるキャラクターなんですよね。周りが助けてあげる社長もありだと思ってます。
そして、ここでもう一度振り返って欲しいのがチェイサーゲーム52話です。
37歳になった龍也は、東京ゲームショウ2022でのフォーラム登壇する事になるのですが、登壇者名簿には、登壇者名と所属会社が記載されています。そして注目して欲しいのは龍也の所属がサイバーコネクトツーではなく株式会社ゾディアックとなっている点です。これに気付かなかった人多いのではないでしょうか?これが何気ない伏線の気がしてならないのです。つまり2022年には達也はサイバーコネクトツーに在籍していない事になります。
おそらく龍也のしていた結婚指輪に目が行ってしまい見逃しがちだと思います。既婚者となっているので相手は林真子本命、対抗で桐澤美園さん、大穴で花南かな
第89号にて「この物語の着地点について」の続きになりますが、この株式会社ゾディアックがトゥルーエンド条件である”達也たちの夢”の為に立ち上げた会社であるなら達也がこの会社の社長をやっている可能性もある訳です。
となると松山社長亡き2017年から2022年までの間の何処かで達也がサイバーコネクトツーで社長経験を積んでから独立する路線もあるのかなと。そうなると大抜擢ですね。
ただそうなると気になる点があります、『チェイサーゲーム』5巻で池脇蓮実がLast Recodeで語った台詞です。
これから始まるこの―――
『最大の闘い』が
ハッキリ言って
私が龍也さんとやる
最後の仕事となるのでした
この台詞だと炎上事件後に達也はサイバーコネクトツーを出たともとれるし、池脇が逆にサイバーコネクトツーを去ったともとれる台詞。
これをどう読むかでこの先の展開が変わりそうです。楽しみ過ぎる
あなたはこの先の展開をどう読みますか?
【チェイサーゲーム54話 感想と考察】
そして54話にて衝撃の事実、過去編以来登場していなかったカナンの事が語られました。
彼女は声優を目指しているところまでしか語られていなかったから、その後どうなったのか気になってた人も多かったのではないでしょうか?
彼女もまた『チェイサーゲーム』のトゥルーエンドに至るための達成条件が”俺達が作る夢のゲーム、その登場キャラクターの声をカナンが演じる”という事なので外す事の出来ない主要キャラクターの一人でもあります。
そんな彼女も声優養成学校に入り、きっと人並み以上努力したのでしょう。なんと新人声優賞を受賞するまでに成長をしていました。
これで夢の達成条件をクリアに一歩前進!と簡単に行かせてもらえないのが『チェイサーゲーム』です。
必ず”希望”が生まれれば、それを打ち砕こうとする”絶望”がセットでやってくるのが『チェイサーゲーム』です。シナリオ考えた人鬼だよ
順風満帆に行くかと思われたカナンの声優街道も此処に来て最大の絶望がやって来ました。
3巻で詳細を語られていなかった勇希の母親の病死の原因と、その心臓の病気を妹のカナンも患っていること。率直な感想としては
ぎゃーーーー!行ってほしくなかったルート入ったー!
ルートって何?一体どういうことか?順を追って書き出します。
自分は好きな漫画は次の掲載やコミックス発売があるまでに次は一体どんな展開になるんだろう?と自分なりに先の展開を考えておいて答えあわせをするように次の掲載を読む。そんな独特かもしれない読み方をして楽しむ癖があります。
漫画堪能術式 弐ノ型「先行する物語展開」
少年漫画風に一言で説明するならば誰でも「来週号の漫画」の話ができるようになる能力だとでも思ってください。(詳しくは過去note参照)
そして、このルートもまた物語の展開の1つとして先読みしていました。
嘘つけ!と思われた方、下記の記事が今から1年と半年前に書いた『チェイサーゲーム』の記事になります。この記事の考察部分で「カナンが現代編で登場しないのは心臓の病気を患っている可能性」がある事を書いてますので興味があれば是非
このルートに入ったとなると52話、53話にかけての”社長の突然すぎる死”も意味が変わってきます。しっかり意味はあったんです。
これはエンディングに至るために必要な伏線であり工程の1つです。自分の死すら伏線にするなんて恐ろしい人だ。
なぜなら、カナンが心臓の病気を患ったルートは誰かが死ぬルートじゃないと駄目だからです。その理由も後ほど書き出します。
だから松山社長は我が子のようなキャラクターを殺すぐらいならいっそのこと、と自分を殺したのか!と腑に落ちました。誰だってそうする俺だってそうする
もったいぶってないで早く先の展開を書けと?
このルートの先には何があるのか?さらに深く先へと先読みしました。
そして拾ってきました、無数にある分岐した物語の中から、カナンが助かり松山社長も生きるルートを!
あ、この場合ポルナレフ松山もシュトロハイム松山も登場しない世界線になります。ちなみに時間逆行も魔法も超科学も使いません、現代医療だけで可能な範囲での物語の先読みになります。
いやいやいや、カナンは分かる、けど松山社長は葬式やったじゃん!そんなウルトラCの着地決まるわけないだろと思いますか?1ルートだけありましたよ。読んで貰えれば「ある意味これしかないんじゃないか?」と思えるシナリオを捏造で書き上げました。
そして、もしこの先の展開予想が当たっていた場合。壮大なネタバレになってしまうため、原作殺しの異名はいらないので有料おまけ部分考察とさせて下さい。
それでは行きましょう
松山社長はなぜ亡くなったのか?カナンは助かるのか?
チェイサーゲームの先の展開予想
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