作曲法あれこれ 初級編
曲を作る方法には正解はありません。
好きなように自由に作っていいのです。
鍵盤やギターなどのコード楽器を使うのが一般的ですが、楽器を弾けなくてもコードを知らなくても曲は作れます。
スマホにはもれなく録音機能が付いているので、いつでもどこでも作れると言っても過言ではありません。
フッとメロディーが浮かんできたときにメモするように録音しておけばいいのです。
ちょっとした短いフレーズでも忘れないように録音してストックしておきましょう。
その後はそのフレーズの続きを作るなり、他のフレーズと合体させたりして曲として完成させていけばいいのです。
この「完成させる」というところ大事です。
もし自分が納得いかなくても、とりあえず一曲として完成させるクセをつけることです。
で、いい曲ができた!ということなら歌詞をつけるなりコードをつけるなりしていけばいいし、納得がいかない曲ならしばらく寝かせておきましょう。
寝かせた曲は時間をおいてから聴いてみると客観的に聴けるので、その時に修正するのかボツにするのか決めればいいと思います。
なんでもそうですけど、繰り返しやってみることでレベルが上がっていきますから、まずは10曲程度作ってみることですね。
そうすると、自分なりにいろんな課題が見えてきます。
似たような曲ばかりで嫌になったり(笑)、コードがわからなくても勉強して自力で簡単なデモ音源を作りたくなったり、友達に聴いてもらって客観的な意見を聞きたくなったり。
音楽ソフトも無料で優秀なものもたくさんあるし、ちょっと使い方を覚えればグ〜ンと世界が広がります。
パソコン本体にマイクが付いていればそのマイクで録ればいいし、スマホで録音した音を音楽ソフトに取り込んでどんどんダビング(音を重ねていく)していくこともできます。
クオリティーを上げたいのなら機材を足していくしかありませんが、スタート段階ではこれで十分です。
楽器が弾けないことや理論を知らないことに劣等感を持つ人が以外と多いのですが、それは先に書いたとおり関係ないです。
楽器を弾く能力と作曲能力は全く別のものなんです。
理論は音楽を分析するためにあるようなものなので、極めたいなら勉強すればいいと思いますが、曲を作るためにどうしても必要なものではありません。
まずは作ってみることです。
どんなアーティストでも作曲家でも、そこからスタートしました。
あとは実際にやってみて自分が楽しいと思えるかどうかです。
楽しくないなら続かないし、面白い!と思えるなら掘り下げていけばいいんです。
そして今は自由に発表できるという素晴らしい環境があります。
動画をつけてYouTubeなどにアップするのもいいですし、音だけでもアップできるサイトもたくさんあります。
しかもここまでの作業はほとんどお金がかかりません。
まだ自信がないからとか、ある程度ちゃんとできてからとか言ってないで、どんどん発表していけばいいです。
やりながら覚えていく、感覚をつかんでいくということが最も重要です。
曲を作ると言ったって、気負う必要もないし今からすぐできますから、その気になって(笑)やってみてください。
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