エンタテインメント性を高めよう
ショービジネスだけではなく、どんなビジネスでもエンタテインメント性の追求は必要です。
エンタテインメントとは人をもてなすことであって、歌や踊りを観てもらうこと、笑ってもらうことだけが目的ではありません。
販売店でいうと、商品のディスプレイや流れている音楽、店員の対応によってその印象は大きく変わります。
ショットバーで、バーテンダーがカッコよくシェーカーを振って作ってくれたカクテルは美味しいですね(笑)
受け取る側の感性や想像力を掻き立てることです。
相手を喜ばせることや楽しませること、つまりポジティブな心理状態ににしてあげること、それがエンタテインメントです。
職業や職種は関係ありません。
お店でいうと勘違いしている店員は、ただその商品を買ってもらおうとするのですが、たいがい空気が読めなかったりタイミングが悪かったりするので、買おうかなと思っていたとしても、何かをきっかけに一気にその気が消失することはありますね。
逆に妙に店員さんのトークに乗せられて、今じゃなくていいやって思っていたけど、せっかくだからここで買っていこうかなということもあります。
以前ブログにも書いたことがあるのですが、後輩の音楽プロデューサーが有名なアパレル系のショップで買物をしていた時に、BGMの選曲のセンスがいいなぁと気になって店員に聞いたそうです。
「有線ですか?それとも独自に編集してるのですか?」と。
そしたらその会社では、店内のBGMを編集する専門のスタッフがいて、全国のショップで流す音楽が決められてるということでした。
もしこのショップで、街の商店街で流れてるようなショボ〜いインストなどのBGMが流れていたら早々と買い物やめてしまいそうです。
ショップのイメージや雰囲気作りは買い物を楽しんでもらうためには超重要なことですね。
音楽に置き換えると、歌や演奏をただ聴いてもらうのではなく、演出や構成やMCなどなどアイデアを盛り込めば、数倍楽しめることは間違いないです。
特にMCはその本人のキャラがでますから、自己紹介と今後のスケジュールの告知だけではなくて、どうすれば楽しんでもらえるのか研究することです。
ここが理解できないと、仕事として続けていくのは難しいですね。
これだけたくさんのアーティストがプロを目指しているのに、ほとんどが叶わないのはエンタテインメント性に欠けるからです。
エンタテインメント性を高めていくことにこだわってください。
マイケルジャクソンは、エンタテインメントの極意は「日常を忘れさせること」と言っていました。
改善やレベルアップすることを考えないで続けているのだとしたら、いつかはファンから飽きられ、自分も辛くなって夢を諦めざるを得なくなります。
夢を夢で終わらせないためには、ステージに立つ前に準備すべきことをやり、そのことに努力を怠らないことです。