店舗のBGMに対するこだわり
下北沢に住んでいた頃、よく行く焼き鳥屋がありました。
お店に入ると威勢のいい声で「いらっしゃいませ〜!」と迎えられ、派手なパフォーマンスで目の前で焼き鳥を焼いてくれる店でした。
ある時ふと気がついたのですが、そのお店は純和風な居酒屋なのに、いつも BGMがJAZZなんです。
それを不思議に思ってお店の人に聞きました。
「なぜBGMがJAZZなんですか?」って。
そしたら意外な答えが返ってきて、「JAZZを流していると、お客さんの筋が良くなるんです」って。
いや、演歌を聴く人がガラが悪いとかそういうことではないでしょうけど、正直「ヘェ〜〜?そうなんだ〜。」と思いましたよ。
具体的に何があったのかまでは聞きませんでしたが、JAZZを流してるだけで音楽好きな人が集まるとか、酒癖が悪いおっさんが来なくなるとか、なんかあるんでしょうね。
それからこれは後輩から聞いた話ですが、ある有名な洋服のショップでは、店内のBGMを編集する専門のスタッフがいて、全国のお店で流れる音楽が決められてるんだそうです。
業種は関係なくお店にはBGMがつきものですが、その選曲センスがお店のイメージを決定する比率はとても高いです。
いい雰囲気のカフェなのに、ペラッペラな打ち込みのインストが流れていたらがっかりしますもんね(笑)
あ、後ね、音量も大事です。
ゆっくり話がしたいのに、大音量でドンチャカはイラッとしますよ。
ここだけの話ですが、BGMがあまりにうるさ過ぎて、店員さんがいない隙にスピーカーの裏のスピーカーコードを外したことが一度だけありますね(笑)
僕の場合、今このお店で流れている音楽は誰だろう?と思ったら、その場でお店の人に聞きますし、そのCDを買いに走ったこともありますが、音楽好きな人ならそういう人って多いと思うんです。
それくらいBGMって影響力があります。
だから「とりあえずこれでいいか」というのはホントもったいないです。
提供する商品と同じくらいこだわりを持てればいいですね。
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