イメージを作るのが広告の仕事

JRの駅のポスターで大沼公園の写真があったのを知っていますか？
モデルは吉永小百合さんで、カヌーに乗っている写真です。

北海道もカヌーも大好きな私にとってはとても印象に残るポスターだったんですが、ちょっと違和感があるのは否めません。
なぜかというと、カナディアンカヌーに女性が一人で乗るというのはあまり見かけたことがないし、一人で乗るにしても座る位置は後ろの席なのです。
シングルパドルで一人でカヌーを操るのはなかなか難しいですからね。

デザインも手がける友人の旦那さんによると、これは合成ではないのかということですが、本当のところはどうかわかりません。
まぁあくまでも広告はイメージですから。

でもね、よく見るとちゃんと但し書きがあるんですね（笑）

まぁ合成でなかったとしても、作られたイメージのままの世界がその場所にあると思われても困りますからね。
だから一応注釈が添えられてるのでしょう。

でも広告って難しいですね。
どこまでこだわるかっていうのはあると思うんですけど、昔ある自動車メーカーが若者向けのクルマを開発してストリートっぽいファッションの若者を登場させてポスターを作っていたのですが、使っていたモデルが全くストリートのニオイがしない若者達だったので、とても嘘くさいポスターでした。
楽器の広告も同じですが、音楽をやってないモデルにギターを持たせたところでやはり音楽のニオイがしないと違和感を感じます。

最近見たケースでは、あるアパレルのショップのディスプレイが音楽がテーマになっているらしく、ギターとアンプが置いてあるのですが、それがエレアコとマーシャルなんですね（笑）
音楽やってる人ならわかりますが、ありえない組み合わせです。

まぁイメージだけってことなんでしょうけど、仕事って流れ作業になっていくとこういうことがよく起こります。
予算の問題とかいろいろあるとは思いますが、せっかくやるならもう少しこだわったほうがいいのになぁと思いますね。

ということで話は戻りますが、来週は一年振りに北海道に行きます。
工藤江里菜のライブツアーで行くのですが、２〜３日オフを取ってちょっと足を伸ばして十勝や道東まで行く予定です。
大好きな屈斜路湖も行くつもりなので、いい写真が撮れたらアップしますね。

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