サラリーマン化したことでダメになった音楽業界
自分がバンドをやってた頃は、レコード会社の人って超エリートだと勝手に思いこんでいました。
大学を出て入社試験を突破した人たちだから、それはもう優秀な人材の宝庫だろうと勘違いしていたことは、実際に入社してみてわかったことです(笑)
どの業種、どの職場にも優秀な人はいるし、そうでない人もいる。
よく考えりゃ当たり前のことなんですけど、人間て勝手に思いこんだりイメージする生き物ですからね。
まぁ私もそうだったわけです。
日本の場合、東芝やソニーやビクターなど、ハードメーカーが親会社だったケースが多くて、その組織形態がそのままレコード会社にスライドされていった歴史があります。
まぁその当時は会社組織にすることで機能的になるというのが常識でしたから、他の形態を取ろうとするところはなかったと思いますけど。
もともとはミュージシャンがマネジメントのシステムを作り、そして海外の例にならって、ハードメーカーが出資してレコード会社を作ってきたのですが、マネジメントは現場叩き上げの人が多く(特に創業者)、レコード会社はホワイトカラーだったと言えるでしょう。
そして大学生にとってレコード会社が人気企業になり、音楽の経験や実績がなくても入社試験にパスすれば誰でも入れたので、そうやってレコード会社がサラリーマン化していきました。
これはプロダクションも同じで、友人が勤めていた大手プロダクションでは、新卒を採用するのに、あるラインに線を引いてここからこっちの人を採用!みたいな決め方だったよと聞いたことがあります。
まぁ実際に一緒に仕事をしてみないとわからないですからね。
会社として大きくなったレコード会社もプロダクションも、人事異動でコロコロと担当アーティストが変わったり、制作から営業、そして宣伝と経験していくうちに「何でも屋」になっちゃうんですね。
社内のことは熟知できるようになるかもですが、仕事として何かに特化する人ではなくなるんです。
没個性になった社員が作る音楽は当然個性がなくなるし、サラリーマンがマネジメントするアーティストは当然サラリーマン化します。
そして気がつけば似たような音楽ばかりになってしまう。
最近はインディーズが面白いという若い世代の声を聞きますが、それは本音だと思いますよ。
つるっとキレイになったものばかりだと、Aと BとCの違いもわからないし、心に響かないのも納得できます。
ここ数年は音楽業界で景気のいい話は聞かないし、古いシステムや価値観が一旦終了するので音楽業界そのものが崩壊していきます。
だから今までの仕組みの中で頑張っても意味がないんです。
流れを知ることで、自分がどうすればいいのかが見えてきますから、ここからは既成概念を打ち破り、やりたいようにやっていけばいいんです。
そしてそれができる時代になりましたから。
学校やサラリーマン社会は個性を失うのに最適な環境でした。
でも、何かおかしい、何か違うと感じていた人も多いはず。
その自分の感覚を信じてください。
ここから先は自分の感性や感覚を信じて突っ走っていってください。
まだ道が見えなくても、確実にこっちだなとわかる時がきますから。
そのために行動を起こしましょう。
2017年はスタートの年ですから、まず行動を起こして手探りでいいので前に進んでいきましょう!
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