勉強よりも実践することを優先する

セミナーで話をしたり直接アドバイスをした時に、「勉強になります〜」と言われることが多いのですが、聞いたことで「なるほど！」と納得だけするのと、それを実際に経験してみることとはまるで違うものです。
子供の頃から「勉強しなさい」と繰り返し言われてきたことで、勉強こそ大事というふうに勘違いしてしまっているかもしれませんが、勉強って頭に知識だけ詰め込むことであり、ともすると頭でっかちになりがちなんです。

先日も音響エンジニアの方と話す機会があって、専門学校で知識ばかり身につけた人は扱いづらいと言っていました。
やはり現場の仕事というのは経験して身に付いていくことであって、知識は無駄とは言いませんが、「知っている」ということに過ぎないので過信しないことです。
頭でっかちなタイプは、アクシデントに弱くて対応能力に欠けることが多いし、何かにつけ「知っている」ことをアピールしたがります。

その知識を実際に体験することで知恵となり身についていきます。
経験してみて自分がどう感じたのか、その知識をどのくらい自分の中に落とし込めたかのかということの積み重ねが大事ですね。
考えてばかりで行動に起こせない人も多いですが、周りから「よく考えたら」と言われてブレーキをかける必要ないですよ。

上手くいけばラッキーだし、上手くいかなければ検証すればいいのです。
そしてその体験を通してわかったことを次に生かしていく。
自分のなかのセンサーを使えば使うほど性能もアップしますから、迷った時でも踏み込んでいきましょう。
「あれ！？なんか違うぞ」とか、「いいかもしれない」とか結論も早く出ますから時間を無駄にしなくて済みます。
勉強してある程度わかってからやったほうがいいのでは？と考えている暇があるのだったら、とっとと行動に起こしてやってみましょう。

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