社会に刷り込まれた間違った常識や古い価値観を手放す
これを手放さない限り自分らしい生き方をするのは難しいと言えます。
しかし何を刷り込まれているのか、何が古い価値観なのかを知らなければ手放しようがないですね。
この刷り込みは小学校から始まっていますから、なかなか根が深いのです。
みんなと同じ時間に学校に行って、何をするにもみんなと一緒で、ちょっと脇道に逸れたりすると協調性がないなどと言われます。
そして個性的な子は、いけない子だとか悪い子だとか烙印を押されます。
教師もそういう環境の中で育てられてきましたから、それが当然だと思っていますし、もっと言うと親もそうですね。
なんか違うな〜とかなんかやりづらいなぁ〜と感じてた人も多いはずです。
でも自分がダメなんだ、自分が間違っているんだといううふうに思い込まされてきました。
勉強しろ勉強しろと言われて、一方的に詰め込むだけ詰め込まれてしまい、自分で考えて自分で決めていくことなどさせてもらえませんでした。
その結果どんどん個性が削られて、同じような考え方、生き方の人間を大量生産してきたために、みんなが同じようにいい学校を出ていい会社に就職することがいいことなんだと思うようになりました。
自分には大した能力などないからしっかり勉強して、こういう生き方をしなくてはならないのだというミスリードから離れることです。
一人一人がちゃんと何らかの才能を持っているし、個性もあります。
それを最大限に生かして生きていくことが人間として幸せなことです。
会社に入って出世街道をひたすら走り、大きい家に住んで高級車に乗ることではありません。
間違った常識や古い価値観がどういったものなのかをまず知ることです。
それを知らなければ手放しようがありません。
それも誰かから教えてもらうということではなく、何か変だなとか何かが違うという感覚を埋もれさせないで、よ〜く観察してください。
違和感というのは何かに気づくように設定されたセンサーのようなものですから、それをしっかり機能させてください。
社会に合わせて生きていく時代は終わりました。
自分を確立し、自分で生きていくのが人間として本来の姿です。
最初は切り替えるのに少しだけ勇気がいるかもしれませんが、動き始めたらもう元には戻れません。
よくあんな世界で我慢して生きてこれたなって、心から思える自分に一瞬で生まれ変わってしまいますから。