Steve* Touch your own words
皆さん、こんにちは!
Steve* CREATIVE LOUNGE(略称SCL)のラウンジマネージャーの加藤です。
Steve*Touchとは、「はじめてのこと、あたらしいこと」にメンバーみんなで触れるために、普段の業務ではなかなか関わることのない分野の専門家に会ったり、知識を得たりできる場をつくっていく社内プロジェクトです。
第2回目は、株式会社サインコサインの加来幸樹さんをゲストにお呼びしました。今回のテーマは「自分の言葉にタッチする」です。
理念やパーパスをはじめブランドアイデンティティの共創などを得意とするサインコサインとSteve*inc.は昨年、企業のブランディング支援における業務連携を強化し、プロデューサーの古飯塚がサインコサインへ参画するなど関係性を深めています。
(詳細はこちらから:https://note.com/signcosign/n/n115e57dfcff5)
サインコサインとSteve*inc.の関係について、改めて社内全体で理解を深めること。そして、加来さんが大切にしているファシリテーション型の共創メソッドに触れることが、今回の目的です。
少しだけですが、その様子をみなさんにご紹介できればと思います。
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会場は新宿歌舞伎町に位置する「人間レストラン」。
この場所は4年前に加来さんと太田が、もし元号が「令和」じゃなかったらどんな元号だったかという内容の個展を開催した思い出深い場所です。それはまた、別の機会に……
最初に、加来さんと太田とのトークセッションが行われました。加来さんとSteve* inc.との関わりや、加来さんの経歴についてお話しいただきました。
加来さんが、ファシリテーション型の共創を通じてブランディング実現を果たすことになったのは、30分間でネーミングを考案するサービスを始めたのがきっかけ。およそ半年で依頼は100件を超え、ネーミングに限らず、さまざまな言葉の相談を受けるようになったそうです。
その経験の中で、優れたネーミングが生まれる瞬間というのは、加来さんもクライアントもアイデアを出し切ってヘトヘトになった時だと実感したとのこと。
加来さん「それまでは良いクリエイティブを納品して、認めてもらうことが仕事だと思っていたのですが、そうではなく、私と依頼したご本人とが、双方全力で取り組んだ時にこそ良いクリエイティブが生まれるんだと気付くことができました。」
依頼されたものに対してアウトプットをすることよりも、優れたクリエイティブが生まれる「場を作る」ことの方が大切なのかもしれない。そういった思いが、加来さんが行っているファシリテーション型の共創メソッドの根源にあるのだと感じると共に、私たちSteve inc.も、クライアントとの対話の重要性を改めて考えさせられる貴重な機会となりました。
トークセッション後は、みんなで加来さん考案のワークショップを体験しました。
ワークショップの目的は「ひとりひとりが自身の動機となる理念に向き合い、Steve inc.で働くことの意味を見つめ直す」です。
最初のステップは、
「あなたは、誰?どんな人?(色んな視点、言い方で表現)」を10個書き出すこと。
私であれば、
・まじめ、やさしい
・お酒が好き
・自由を求めている
・不器用
・多動的(趣味や興味が変わりやすい)
これを考える上でのコツは、先輩や友達など、身近な人だったら私をどのように表現するだろうか?と、客観的な視点を取り入れてみることだそうです。
次に、最初のステップで記載した自身の特徴をもとに、自分自身の長所と短所を考えていきました。社会人歴も長くなってくると、こういったものを文字に起こして可視化するという機会も少なくなってしまっていたので、なかなか新鮮な体験でした。
それを踏まえ、今度は2人1組になった上で内容を共有し、お互いの「隠れた才能」を見つけていく作業に取りかかりました。
今回発見した加藤奨人の隠れた才能はこちらです。
・最短距離で行けないけど、遠回りはできる。
・他の人が気付くことができないところに気付ける。
・謙虚で在りつづけようとしている。
そして、いよいよ、これまでの作業を元に、個人理念を導き出していきます。改めて自分と向き合い、良いところ、悪いところにも目を向け、自分の生き方についても見直し、、、だいぶ頭も疲弊してきましたが、、、
そんな中でひねり出した私の理念がこちらです。
「より道を、より楽しく。」
今までを振り返ると、要領は良くないながらも、持ち前の行動力を活かしてたくさんの経験を積んでこれたのではないかと思います。また、環境に溶け込みやすく、人と仲良くなったりコミュニケーションをとることが好きというのも自分らしい一面だな、と改めて感じることができました。
ということで、これからも行く先々でさまざま経験をし、多くの人と出会い、遠回りであるはずのより道こそが、自分の人生においてもっともっとポジティブな存在となるよう、気持ちを新たに過ごしていけたらと思います。
ただ、ここで終わりではありません。
最後に、個人の理念と、Steve* inc.の会社の理念「MY FIRST CREATIVE PARTNER.(マイ・ファースト・クリエイティブパートナー)」とが重なる部分を見つけ出し、「会社で実現したいこと」にたどり着くのが今回のゴールです。
そして、改めて2つの理念を並べてみると、
「はじめて」に挑戦しようとしている方と出会い、関係を築き、楽しみながらクリエイティブを一緒につくりあげていく、そういったSteve*inc.の理念は私の想いと重なる部分だと改めて実感することができました。
そんな発見を経てたどり着いた、私がSteve* inc.で実現したいこと、それがこちらです。
「『はじめて』に挑戦しようとしている方に本当の意味で寄り添い、最短距離では気付けないこと、生み出せないことを一緒につくりあげていきたい。」
短い時間でしたが、自身と向き合い、個人の理念を言葉にすることによって、これから目指していくべきことや、Steve* inc.で働くことの意義を再認識することができました。また、他のスティーブメンバーが志していることや大切にしていることについても知ることができた、とても貴重な時間でもありました。
加来さん、大変お忙しい中、素晴らしいお話や体験に触れさせていただきありがとうございました。
その後は、年末ということもあり忘年会を行いました。久しぶりに対面で集まれたということもあり、忘年会も大いに盛り上がりました。
次回のSeve*Touchは3月を予定しております。ぜひぜひ、次回のレポートも楽しみにしていてください。
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