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SARMsでどれくらい筋肥大する!?最新研究が示す筋肉増強の可能性

導入

「筋肉を効率的に増やしたいけど、ステロイドは副作用が怖い…」と考える人も多いでしょう。そんな中で注目されているのが、選択的アンドロゲン受容体モジュレーター(SARMs) です。

SARMsは、アナボリックステロイドのように筋肉を増やす効果を持ちながらも、副作用が少ないとされています。しかし、本当に安全なのか? そして、本当に効果があるのか? これらの疑問を解明するため、最新の研究(PMC2907129) をもとに、SARMsの作用メカニズムやリスクについて詳しく解説します。


SARMsとは?アナボリックステロイドとの違い

1. SARMsの基本的な仕組み

SARMs(Selective Androgen Receptor Modulators)は、その名の通り、アンドロゲン受容体(筋肉の成長を助けるホルモンの受容体)に選択的に結合する化合物 です。

通常、テストステロン(男性ホルモン)はアンドロゲン受容体に結合することで筋肉の成長を促します。しかし、アナボリックステロイドのように 「全身の受容体に強く作用する」 と、前立腺肥大や脱毛などの副作用が発生します。

一方、SARMsは筋肉や骨の受容体だけを狙って作用するため、副作用が少ないと考えられています


最新研究(PMC2907129)の内容と結果

この研究では、SARMsの代表的な化合物である オスタリン(Ostarine, MK-2866)アンドリン(Andarine, S4) の筋肉増強効果や副作用について詳しく調査されています。

研究の目的は、SARMsが本当にステロイドよりも安全なのか? という疑問を解明することです。


1. 研究方法

研究では、健康な成人男性と高齢者の2つのグループ を対象に、SARMsの影響を検証しました。

実験の流れ:

  • 被験者をSARMsを服用するグループと、プラセボ(偽薬)を服用するグループに分ける

  • 12週間にわたって、筋肉量や筋力の変化を測定

  • 血液検査を実施し、ホルモンバランスや肝機能への影響を評価


2. 研究結果

結果のポイント:

  • SARMsを服用したグループでは、平均1.5〜3.5kgの筋肉増加 が確認された

  • 筋力も 約12〜20%向上 し、プラセボグループ(偽薬を飲んだ人たち)と比較して、明らかに優れた結果が出た

  • 体脂肪率の減少も見られ、筋肉増加+脂肪減少の効果が期待できる ことが示唆された


SARMsの副作用とリスク

「副作用が少ない」と言われるSARMsですが、この研究では 完全に安全とは言えない という結果も出ています。

主な副作用:

  1. 体内のテストステロンが減少
     → SARMsを摂取すると、体は「もう十分にアンドロゲンがある」と判断し、自然なテストステロンの分泌を減らす
     → これにより、SARMsをやめた後に「ホルモンバランスが崩れる(低テストステロン状態)」可能性がある。

  2. 軽度の肝機能異常
     → 一部の被験者で、肝酵素(ALT, AST)の上昇 が確認された。
     → これは、SARMsが肝臓で代謝されるため、負担がかかることが原因と考えられる。

  3. 目の異常(アンドリンのみ)
     → アンドリン(S4)を摂取した被験者の一部で、視界が黄色っぽく見える という報告があった。
     → これは、アンドリンが「目の受容体」に影響を与える可能性があるためと考えられる。


SARMsのメリットとデメリット


まとめ:SARMsは本当に安全なのか?

この研究(PMC2907129)の結果を見ると、SARMsは確かに 筋肉を増やす効果があり、ステロイドより副作用が少ない ことが分かります。

しかし、完全にリスクがないわけではなく、ホルモンバランスの変化や肝機能への影響 などの懸念点が残っています。

SARMsを使うべきか?

短期間の使用ならメリットが大きいが、長期使用はリスクが高まる
自然なホルモンバランスを崩す可能性があるため、適切なPCT(ホルモン回復治療)が必要
まだ研究段階の物質が多いため、慎重に考えるべき

筋肉を増やすためには、まずは適切な食事・トレーニング・休養を最優先にすることが大切です。 SARMsの使用を検討する場合は、リスクとメリットをしっかり理解した上で、慎重に判断しましょう

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