【絶対NG!】アナボリックステロイドの間違った使い方5選
はじめに
著者が色んな方から相談を受けている中で、アナボリックステロイドについて間違った知識を持たれている方が多く見受けられます。今回はその中から、特にNGな使い方を紹介していきます。
経口ステロイドはダメ!
オオサカ堂やお薬なびなど、数々のサイトで簡単に経口ステロイドを購入することができると思います。注射不要で、非常に安価なことから知識の少ない経口ステロイドに手を出してしまいがちですが、それは絶対NGです。
経口ステロイドはαアルキル加工というものが施されており、肝臓に大きなダメージを与えます。注射のステロイドのほうが怖いイメージがありますが、実は副作用は注射のほうが圧倒的に少ないのです。
注射が嫌なら、経口ステロイドではなくSARMsを使いましょう。SARMsはαアルキル加工がされていないものが殆どで、その他の副作用もステロイドよりずっと少ない新しい薬剤です。リスクを取りたくないならSAMRs、とにかく筋肥大したいなら注射ステロイドの2択をおすすめします。
なお、経口ステロイドは薬が抜けるのが早いため、大会1ヶ月前などでギリギリまでステロイドを使いたい場合などに、一時的に使用するのはアリだと思います。
ケア剤をケチるのはダメ!
アナボリックステロイドの副作用をカバーするためにケア剤を接種する必要がありますが、アナボリックステロイド以上に費用がかかる事が多いため、ケア剤の使用をしない方がいます。
肝臓対策のウルソデオキシコール酸や睾丸対策のHCG、クロミッドはどのステロイドやSAMRsを使う場合も必須です。
SARMsにノルバデックスやアロマシンを使うのはダメ!
ノルバデックスやアロマシンは、エストロゲンという女性ホルモンの増加を抑え、女性化乳房などを対策できる薬です。
しかし、SAMRsでは女性ホルモンは増加しないため、これらの薬を接種すると女性ホルモンが過剰に抑制されていまい、かえって調子が悪くなってしまいます。
またアナボリックステロイドであっても、ごく一部しかエストロゲンが増加する副作用が有りません(テストステロンエナンセート、テストステロンプロピオネート、ダイアナボルなど)
そのため、サイクルでスタックする薬剤の量に応じて、これらケア剤の量を適切に管理することが重要です。
デカデュラボリン、トレンボロンにカベルゴリンを使わないのはダメ!
デカデュラボリン、トレンボロンというナンドロロン系統のステロイドを利用すると、副作用でプロラクチンという女性ホルモンが増加します。
女性化乳房のほか、うつや不安、やる気の低下を引き起こすため、ケア剤としてカベルゴリンの接種が必要です。先程のエストロゲンとは異なる女性ホルモンのため、別個に接種する必要があります。
PCTが終わったらすぐに次のサイクルを実施するのはダメ!
アナボリックステロイドを利用したあとに、PCTという睾丸回復の期間を1ヶ月ほど設けますが、この1ヶ月では睾丸の機能が完全には回復しません。
ある研究ではPCTでは5〜7割り程度まで回復し、その後2ヶ月の完全休薬期間で元に戻るという結果が出ています。
また、睾丸以外にも肝臓や血管、コレステロールなどもPCTだけでは回復しきらないので、やはり2ヶ月ほど休薬期間を設けたほうが良いです。