8ハウスは『他者と共に生きるハウス』と呼ばれます。
12サインの8番目、さそり座と対応しています。
(サインとハウスの対応について3月16日の記事もご覧ください)
8ハウスは向かいの2ハウスと対になっています。2ハウスは自分で稼ぐお金や自分の才能がテーマとなるハウスですが、8ハウスはパートナーのお金や才能がテーマとなるハウスです。
(2ハウスと8ハウスのペアについては3月17日の記事もご覧ください)
8ハウスは『他者の2ハウス』とも呼ばれます。8ハウスが表すのは遺産(財産も借金も)、保険といった他者から譲り受けるもの。パートナーの収入、心理や才能など生活を共にするような特に近い相手が所有しているものも表します。棚ぼた的なラッキーな面もありつつ、全てが自分の自由になるわけではない、しがらみや責任とセットになった財産です。遺産やパートナーの収入はありがたいものではありますが反面責任も伴いますよね。
7ハウスで出会った相手、複数の1対1の関係の中から特定の人を選び、深い関係を築いていくハウスでもあります。7ハウスで結婚という対等な契約を交わした後は8ハウスで夫婦生活を送ります。パートナーと深く関わり共有財産を作っていきます。相手と深く関わり分かち合い、1つに溶け込もうとするステージです。
自分の先を生きているものから受け継ぎ、また次の世代に渡していくという意味で、遺伝や事業承継、命、生死なども8ハウスの管轄です。8ハウスには『集中』というキーワードもあります。さそり座的にぐーっと入り込んでいく感覚ですね。
人生の目的や仕事を表す太陽が8ハウスにある人は事業を受け継いで実力を発揮したり、伝統文化のようなものを引き継ぎ守っていく運命にあるかもしれません。傍から見るとラッキーなようにも見えますがしがらみや重圧も伴いきゅうくつな思いもするかもしれません。でもその運命としっかりと向き合うことで人生が輝きます。
家族やパートナーなど、人生で逃れられない関係はどうしてもありますよね。責任もありきゅうくつな思いもするけれど、その関係に入り込み溶け込むことでしか得られない経験があるのかもしれません。