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生きているだけで素晴らしいはずなのに

大学の卒論で引きこもりに関して調べたり、障がい者施設での事件についての専門家の意見が書かれた記事を読んだりして考えさせられて心に留まっている想いとかがあったので記事にしてみようと思いました。

度々人としての価値というのは地位や肩書き、学歴や名声や収入、健康かどうかもっといえば働いてるかどうか正社員か否か・・・挙げだしたらキリがありませんがその人自身の人間性がどうこうよりもそういった尺度で計られることはしばしばあると思います。

そういったステータスという物差しで人を計るのは確かに簡単で分かりやすいだろうなと思うし、自分自身そういうものの見方をしてしまうことは0ではありません。

だからどうにか努力して今いるところよりも高い地位に上りつめようとする人の動機をどうこう言ったりそういった人たちを否定するつもりはありません。

ただ無理して全員が全員そこを目指して頑張るのが当たり前みたいな考えが嫌いで、そういう考えが反対に低い立場にいる=頑張ることができないダメな奴。みたいな生存バイアス的な思考に繋がっていると思うんです。

「これが出来て当たり前」 「これくらいも出来なきゃ意味がない」

みたいな社会が勝手に作り出した基準ってたくさんある気がして意味の分からない空気感に苦しめられることって往々にしてある気がするんですよね。

ミスチルの「名もなき詩」という歌詞の中にもありますがやはりありのままで生きていくことというのは難しいです。ただ生きていく中で何か結果を残さないといけないとか、誰から見ても素晴らしい人生を送らないといけないみたいな感覚に捉われたまま生きていくのは苦しいし、出来ないことは出来ないと簡単に言えるようになったら今よりかは少し生きやすい世の中になるのかな思いました。