留守番電話
高校の時に毎日一緒に遊んでたMって友達がいるんだけど、そいつが体験した不思議な体験を紹介します
そいつの家は母子家庭で汚い市営団地に住んでた
前から不思議な現象がよくおこる家で、俺達もそいつの家には遊びには行かなかった
怖いとかじゃなかったんだけど、そいつの家の近くに溜まり場になってた家があったから
Mの母ちゃんはいわゆる肝っ玉母ちゃんで、俺達も会うたびに茶化されてたなぁ…
あの出来事がおこったのは俺が仕事に初出勤する日だった
初めての仕事を終えて、いつもの溜まり場の友達に電話した
俺『もしもし?おつかれー』
溜まり場のやつ『おつかれー。くるー?』
俺『うん、今から行くわ』
そんないつもと変わらない会話をしてコンビニでお菓子を買って原付で向かった
溜まり場の家に着くと、布団がもぞもぞしていてなかから眩しそうな顔でMが顔をだす
M『電気消してくんね?』
俺『お前もー夜だぞww』
どーやら二人で朝まで遊びまわってたみたいだ
Mが気だるそうな顔で携帯をいじりだした
M『ババアから電話きてたし』
そー言うとMは電話をかけだした
M『電話した?なに?……は?!なんでだよ。…………なんだそれ。まーわかったわ』
短い会話で電話は終わった
M『2.3日帰ってくんなってさ』
溜まり場のやつ『は?!なんで!?』
M『なんか最近よくないことばっかおこるから知り合いの霊能士に見てもらったら、霊の通り道になってるらしく、徐霊するからだってさ』
俺『なんだそれwww』
実際にそんなことあるんだな
M『…ん?留守番?今電話きてたんだ。誰だこれ』
留守番が入ってたらしくMが携帯に耳をつけた
M『なんだこれwww』
俺『なに?聞かせてよwww』
Mから携帯を受けとると、相手は外人の子供のこえだった
?『Igntgamtqane2tpgmwtbp……』
頭の悪い俺達はなにを言ってるのかさっぱりだった
ただひとつわかったのは、相手は泣いていた
その出来事を忘れて数日がたったとき、いつもの溜まり場にハーフの友達も遊びにきていた
ハーフだけあって英語はペラペラなんだ
まー英語以外全然ダメなんだけどねww
で、Mがあの留守番を思い出してハーフのやつに言った
M『そーいやこの前気持ち悪い留守番残ってたんだけど、お前これなんて言ってるのかわかる?』
ハーフのやつが携帯に耳をつける
ハーフ『……わたしは…あなたが家に帰ってくることを…ずっと待っている………なんだこれ』
その数日後Mの家族は近くのアパートに引っ越した
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