マジックの道具を称賛するだけの文章(bESP)
注意:この文章ではただ私が私の感じるままに、マジックの道具を褒めるだけの文章です。
名称: 『bESP』
作成者: 小林涼真
今回は趣向を変えて道具を誉めるだけの文章を書きます。
『bESP』は小林諒真さんがデザインされたESPカードです。このESPとはExtraSensory Perceptionの略称であり、日本語に直すと「超能力」となります。
ESPカードとは丸、十字、波、四角、星の5つのシンボルからなる25枚のカードで、1930年代にデューク大学の心理学者ゼナー博士とライン博士が超能力を実証するための実験などに使いました。そのため、ESPカードはゼナーカードと呼ばれることもあります。
ESPカードは心理学の実験や論文だけではなく、大衆文化でも見ることができます。有名な映画「ゴーストバスターズ」(1984年)ではビル・マーレイ氏が扮するピーター・ヴェンクマン博士がESPカードを使った実験を行なっているシーンを見ることができます。さらに「刑事コロンボ」の「汚れた超能力」というエピソードの中でもESPカードが使われています。
今回紹介する「bESP」といいところはまずデザインです。
トランプのようにある程度定まったデザインがあれば裏面で気に入ったものを良いのですが、ESPカードごとに微妙に表面もデザインが異なるため、両面とも気に入るものを見つけられないのです。bESPは表面に書かれているシンボルが大きすぎず、小さすぎずちょうど良い大きさだと感じています。また、裏面がシンプルなことも私としては好印象です。ESPは超能力をテストするためのカードであるため、どうしても裏面から分かるのではないかという疑念があります。実際分からないのですが、bESPはシンプルなデザインでパッと見て裏面からは分からないと確認しやすくなっている点が私としてはありがたかったです。
ESPカードは道具としても歴史があるのですが、先ほどの話にもあったようにESPカードは昔の超能力実験の中で使われてきたカードで今ではあまり見ることもなくなりました。しかし、私はその分このカードを好ましく思っており、レコードや瓶のコーラのような趣や味わいを感じています。当時のようにESPカードで自分の超能力を調べることはしないと思いますが、そこにタイムスリップしたかのようなワクワクを感じることができると思っています。
日本で前から好きだったデザインを購入することが難しい状況となっているため、今回bESPを購入できたことは幸運でした。
まとめると、『bESP』は日本の小林諒真さんがデザインされたESPカードで、シンプルながらも使い勝手の良いものとなっています。ESPカードの持つ不思議な魅力に魅せられたかたにはおすすめの一品です。
以上が『『bESP』について勝手に称賛した文章でした。この文章は決して批評ではありません。ただ褒めるだけの文章です。力不足ながらも、この道具が持つ魅力の一片を伝えられれば幸いです。