兎角に人の世は住みにくい
おはようございます
週の後半戦に突入の木曜日の朝です
と同時に今日から6月がはじまります
昨日は朝一から東京品川の東京入管へ
クライアントからの依頼で面接の同行
午後に事務所にもどり色々と資料の作成など
さて月の変わり目ということもあり
毎年この時期に触れているテーマについて
再度自分に言い聞かせる意味で
改めて内容に触れてみます
以下そこから抜粋
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智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。
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ネット上で調べものをしていたら
出て来たので目に付いた言葉
夏目漱石の草枕の冒頭部分ですが
ご存知の方も多いと思いますが
どういうことを言っているかというと
情に棹させばの「棹」とは
船を進める櫂のことで「棹さす」とは
これを川底に立てて力を入れて進める事で
流れのあるところへ「棹さす」と推進力が
倍増して流されるということ
理知や理屈で割り切った
行動ばかりしていると
世間と摩擦が生じるし
かといって情に流され
個人的な感情を優先させていれば、
それに引きずられて事態を悪化させる
意志を強く持っていても
それに固執しすぎれば窮屈な
生き方を強いられる
この様に智・情・意志の
どれに力点を置いても
人間社会を生きる事は難しい
ということを書いた一説
バランスが大事であるという事を
きれいにまとめたひとこと
具体的な人物像を浮かべてみたら
もしかしたら分かりやすいかもしれませんが
学問だけを極めて賢い人はいますが
理屈だけで世の中は生きていけない
情にだけ流されていると
時には周りに引きずられてしまい
自分が身動きがとれなくなってしまう
自分の意思を強くお持ちの職人気質の方は
ときとして付き合いにくいと思うこともある
智・情・意志とどこかに比重を置きすぎず
なにごともバランスと程度の問題で
どの位の塩梅がいいかなんだろうと思います
時々その塩梅がうまくなくて
悪い結果をもたらしてしまったことも多々あり
人生常に失敗と反省の繰り返しです
改めて日々これ精進です
という訳で
今日も一日頑張っていきましょう!
画像の引用 Michaela, at home in Germany • Thank you very much for a likeによるPixabayからの画像