「杓子定規」という言葉を杓子定規に考える
おはようございます
週の2日目の火曜日の朝です
夏の高校野球は初の東北勢の優勝
高校野球が終わると夏も終わりの気分
別に誰に言われた訳じゃないのに
何なんでしょうね、この感覚は(笑)
昨日は午前中は事務所で申請書類作成
午後からは水戸へ向かい官公庁2件
申請書類提出が5件と証明書取得1件
夕方になり事務所へ戻り諸々作業
クライアント1件来所あり打合せなど
昨日作業をするのに途中で背中が痒くなり
手が届かなくてまさに痒いところに手が届かず
困っていたらたまたま定規が視界にはいり
その定規を使って何とか課題は解決(笑)
定規と言えば融通の効かないことなどを
「杓子定規」にモノを考える
なんていい方をしますが、ところで
この杓子定規とはどんな定規なんでしょうか?
ここでいうところの「杓子」とは
ご飯をすくう際に使う「しゃもじ」
のことを指すんだそうです
「しゃもじ」って普通は曲がっていて
まっすぐなものではないものだから
長さを測ってみたり、まっすぐな
綺麗な線を引くための定規としては
使うことができませんよね
だからこの杓子を定規として用いることは
間違った使い方であるということで
そんな間違った使い方を改めない態度から
間違った定規を頑なに使うことから転じて
「杓子定規」という言葉から
全てのことがらを
1つの標準や基準で処理しようとする
融通の利かないやり方や態度
という意味になったそうです
杓子定規という定規がある訳ではなかった(笑)
似たような意味の言葉も色々あります
石部金吉
物難くて融通の利かない人のたとえ
薑桂之性(きょうけいのせい)
年をとって、さらに頑固に
なることのたとえ
刻舟求剣(こくしゅうきゅうけい)
昔からの考えを引きずり
融通が利かないことのたとえ
守株待兎(しゅしゅたいと)
古いしきたりを守ることに囚われて
融通が利かないこと
以上のようにどちらかというと
ネガティブな意味に使われていて
普通は褒め言葉としては使われません
ただ、時と場合によっては
何かを頑なに守り続けるってのも
必ずしも悪いことではありません
基本とか基礎に忠実でいること
ものの本質みたいなものって
実は時代が変わってもかわらないもの
「守りつくして、破るとも、離るるとても、本(もと)を忘れるな。」
これは千利休の言葉
基本の大事さや
物事のやり方の正しい方法
と言うものを説いた名言
ようは何が本質で大事なものかを見抜く
その時々にマッチした行動をとる
ということなんでしょうね
自分にあった杓子定規が使えれば
いいのではないかと思います
まぁ自分はむしろ融通が効きすぎるのが
欠点なくらいかもしれないけど(笑)
という訳で
今日も一日頑張っていきましょう!