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目指せマルチリンガル教育。結果は?

先日、高校2年生になる次男が、通っている高校でAP日本語のテストを受けました。

本人が自ら受けたいと。。。。ここ数年フランス語に力を入れてたソフモア(10年生)の次男。それならと週に一回の日本語の家庭教師先生を一年間お願いしました。日本語はマレーシア在住中に日本人会幼稚園に行ったり、日本語の公文に通ったり。通信教育で日本語を勉強してみたりと。あれこれ試しました。歩き始める前から中国語などの様々な言語も試したり。

我の強い次男と折り合いをつけながらなんとかバイリンガル子育てをと思いましたが、中学に入ってますます本人の意思やスポーツの練習時間に時間を取られ日本語はおざなりとなっていきました。

そんな中、一年前にどの AP教科履修するかという家族会議で日本語が浮上したのです。子供達が生まれて小さな頃から私が日本語だけ、夫が英語だけ(英語しか話せません)という「ワンパーソンワンランゲージ」というメソッドを取り入れ、張り切って英語を話すお友達の前でも日本語で話してきました。

APテストとは、高校在学中にパスするとアメリカの大学での必須科目を履修したことになるテストのことです。IBの学校に通っていない生徒にとっては、APテストの結果が切り札にもなります。特にアメリカに住みながらイギリスやヨーロッパの大学を受験する場合には大事な切り札となりますので充分準備に時間を費やしてください。

高校のAPの試験をパスすると,アメリカの大学の専攻で必須科目の場合,それを履修済みにできます. アメリカに住んでいる日本人高校生の多くは,日本語 AP (Japanese Language and Culter) の試験を受けています。AP履修科目は大学の履修教科としても換算されますので、大学在学中の経費にも関わってきます。

さて、この日本語のA Pテストは、日本人の多く住むトーランスやアーバイんではポピュラーですが、日本人の少ないラグナビーチでは今年日本語APテストを受けたのは我が息子一人だけ。アーバインやトーランスのように外国語を話す外国人生徒にもELCなどのサポートシステムがありますが、白人が99%のラグナビーチにはこのような外国人への”ウェルカム”的サポートは全くありません。

生まれた時から語学があまり胆嚢でもなかった次男。フランス語を3年やってきて得意だったフランス語。ここ一年、日本語の方が彼のマザータン(母国語)として得意かも。と目覚めてきたことは間違いありません。週に一度、日本人の家庭教師の先生にお願いしてだらだらと日本語を勉強してきました。それでも今回そこそこの点数を取れたのは、母親と培ったコンミュニケーション能力であることは間違いありません。

私ごとでありますが父親がアメリカ駐在中に幼少を過ごし後、日本で育つというバックグラウンド。日本では60年代後半に生まれた兄、姉、そして私。それぞれの年代なりに日本帰国時には異邦人としてかなり苦労してまいりました。厳しい亡き父親の教えは、『英語は自国(日本)で学べ』でした。今振り返ればごもっとも。しかし、遠回りはたくさんしてきました。たままた英語が大好きで得意科目だった私。英語のラジオを聞いたりアルバイトで外国人の多く来るレストランで働いたり。

男の子は元々語学が堪能ではない子がほとんどです。語学どころか同じ年頃の女の子に比べて精神面でかなり遅れをとっていることは間違いがありません。ここを母親が気長に受け取ってあげられることがとても大切だと切実に感じました。諦めず、根気よく日本語をしっかり教えてあげてください。

そして、子供達の幼少期マレーシア在住中は、通訳やテレビ番組のご案内など、数々のお仕事を頂きました。通訳は言語だけでは無く、環境を理解したセンスも問われます。テレビのお仕事においては事前の準備も必須ですが、その場で機転も利かせなくれば行けません。NHK、BS20、フジテレビ。。。。中でも明石家さんまの『今すぐ住みたい街を探す』in マレーシアに出演した時は、恥ずかしさのあまり日本の友人や親戚にも言えず、後からテレビ放映後沢山のご連絡を頂きました。

言語は今でも毎日女子友人や夫、子供たちから新しい単語を教えてもらう驚きと喜びの毎日です。日本の皆様におきましても文法の小さな間違いや少しの発音の違いを気にされず、楽しく好きな言語でお話くださいませ💓


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