「つれてってよ。」~アル中・徒然日記 その52~
夢を見た。
何かのイベントの客出しだろう「ありがとうございましたー(平板)」で客を送り出し。
見慣れた制服姿の女の子がいた。
まずい。
今なのか。
と、女の子が客の列から外れて、公園の方へ向かう。
これはチャンス!と思い後ろから追いかけて。
「〇〇さん、あの時はすいませんでした。」
「お金はきちんと払います」
女の子は怒ったように。
「私は人助けだと思って仕事を任せたの。」
「昔は酔っていたら、すぐ寝ていたじゃん!」
……ここで目が覚めた。
寝覚めが悪い。
で、タバコを1本吸う。
そうね、まだお酒をコントロール出来ていたと思われる頃は、酔ったら寝ていた。
いつの頃だろう、酔って寝なくなったのは。
たぶん………たった一人ってなった時だ。
酔って寝るのは失礼だと思っていたし、1人で呑んでいたならば寝ても構わないだろう、とか。
そう思うと、一人でいるのが怖くなってきた。
でも、今なら……と考えている自分もいた。
これは
高慢?
謙虚?
まぁ、なるようになるか、と先延ばしにしてみることにした。
これも悪い癖なのかもしれない。
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シャク、シャク、シャク
髪を切った。
鏡の前に座り、目を瞑る。
「刈り上げないで、てっぺんは軽く立つくらいにしてください」
なんで髪を切っている事のオノマトペって「シャク、シャク」なんだろう、「ザク、ザク」とかでもいいんじゃね?
あ、レタスを切る時は「シャク、シャク」かなぁ?でもレタスは「ちぎる」ものと考えているけど。
そもそも髪を切る音を「シャク、シャク」って、思っているのは俺の古い考え方なのかもしれない、みんなはなんて表現なのかなぁ。
とか思いつつ。
自分がどんな形になったのか、楽しみだから。
十数分後、「これでよろしいですか?」と声をかけられる。
瞳を開ける。
眼鏡を渡されて、正面の鏡を見る。
うん、納得。
「よろしいです!」
変な日本語で答えてしまった。。。
帰寮しなから、商店街のお店のガラスに映る自分を見て。
「なかなかかっこよくねー、俺?」なんて思いながら。
時々短くなった髪を触りつつ。
少しモテたい時期なのかもしれない。
もー12月の会場取りしたよ。
早い、早すぎる。
まだまだ足りない事ばかりだけど。
こうして日々は過ぎていくのだ。