「そんなに好きじゃなかった。」~アル中・徒然日記 その51~
「step-chaさんはさあ、『そんなに好きじゃなかった』のかもしれないね。」
これには、本当に本当に驚いた。
と。
と、ある所で。
と、ある時間に。
と、ある話の途中に。
(5の最中、で分かる人は分かるかなぁ)。
そう、ね。
確かに思い当たる節は、有る。
同情から、か。
同じ時間を過ごしていて、だいたい同じ価値観で、似たようなものが好きだったし(→きっかけはお酒だ!!!)、相手が好きな物は好きになったし。
「新婚さんいらっしゃい」(関西では日曜日の昼はご飯食べる時には見るらしい………個人的感想です。土曜日の昼は吉本新喜劇だよねやはり)観ていたら。
未だに忘れなれない、とびきりの笑顔で。
「一緒に出演しようね♪」って言われて。
引きました、えぇ。
彼女は生粋の高槻っ娘・関西人だったからね。
「このまま結婚するのかなぁ……子供は二人、白い家に住んで、パンを焼いて……」とか「両親への挨拶はどうしょ?」とか。
そのうちに「俺、このまま結婚してしまっていいのだろうか?」と先行き不安になり。
そこら辺から。
沢山の好きが増えていっていた自分なのに、好きが消えていってしまった。
と、約25年経ってから冒頭の言葉。
久しぶりに突き落とされました。
と同時に救われた感じがして。
「あ、そういうことだったのか」、と。
そうなのかもしれない。
あの日には帰られない。
谷村有美のクリコン行った帰りに別れて悔しくて500mlの酎ハイ三本呑んでも酔わなくて泣いたり。
「ポニーテールを下ろした顔が見たい」って言ったら次の日下ろして登校してもらったり。
作ってくれた肉じゃがを「これはスープだよ、でも美味しいね」って言っておきながら次の日肉じゃがを作って「あ、肉じゃがだぁ」ってほわっとした笑顔で言わせて得意気になったり。
鈴鹿の最終コーナーで爆睡したり。
太陽の塔見ながら、沢山のキスをしたり。
阿倍野の飲み屋街を手を繋いで歩いたり。
ラブホの暖簾、彼女のバンディットの後部座席でくぐったり。
ジブンガスキナノハタダヒトリ
デキレバアノヒニカエリタイ
なんか久しぶりに本気になれそう。
相手いないけど。
………塩サバ、好きですよえぇ。
ただ、大盛りご飯頼んだのに普通ご飯が出てきて。
レシート見たらば大盛りになっていて。
おかわり自由だったから、まぁいいんすけど。。。