「ちょっと真面目に。~アル中・徒然日記 番外編 ガイドラインに思う事~」
※以下の文章の責任は私、step-cha@にあります。
あくまて個人的な解釈・見解で、他の団体・外部の意見や見解で はありません。
先日、厚労省から『健康に配慮した飲酒に関するガイドライン』を発表されました。
『参考となる飲酒量の数値として、生活習慣病のリスクを高める飲酒量を「1日当たりの純アルコール摂取量が男性40グラム以上、女性20グラム以上」と示した。』と書いてある(毎日新聞から引用)。
ラジオでそのニュースを最初に聴いたのだけど、まず思ったのは『え、男性は20グラムじゃね?!』と思い。
ようく考えて調べてみると、『厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均純アルコールで約20g程度であるとされています。』(サントリーホールディングスから引用)
うーん、ワカリニクイ。
ので、アルコール飲料の純アルコール摂取量を考えてみよう。
グラム換算の計算式は、
アルコール飲料の数量(ミリリットル単位)×アルコール飲料の度数(100ミリリットル辺りの含有量・3パーセントならば0.03)×アルコールの比重(0.8)=純アルコール摂取量。
ビールの中瓶1本(500ミリリットル)でアルコール度数が5パーセントと考えると、
500(ミリリットル)×0.05(5パーセント)×0.8(アルコールの比重)=20g
が純アルコール摂取量となるのです。
※因みに、ワタクシは最も酷い呑み方をしていた時は、
500×0.09×0.8=36
を、5.6本は飲んでいました、はい。
で、ね。
以前、ワタクシのもう一人の主治医さんと話した時、「アルコール飲料は全てグラム数表記にすればいいのでは?」という話になったのね。
今でもそう思う。
グラム数表記にして欲しい。
コンビニで「3パーセントかよ、ジュースじゃん」と思う人が、もしかしたら「あ、12グラムか。2本位呑めるかな?」って考える事が出来るかもしれないし。
…………まぁ、ワタクシには足りませんけど(((ボソ
ラジオで聴いて、ニュース解説の方が「いつもワイン二杯で止めたいんですけどねぇ」と苦笑してお話しされていた事にガッカリ。
それが出来ていたなら、アル中さんなんかになっていない。
アル中さんあるあるで「アル中にはお酒一杯じゃ多すぎるけど、十杯では足りない」と言われている。
日本人は約100万人のアルコール依存性者(予備軍も含む)、いるらしい。
で、年間約4~7万人が病院等医療関係に繋がる現状。
でもやはり『無知』と『無理解』が現状には、ある。
・意思が弱いから止められない?→意思は強いと思うけどね、何せずっと呑んでいるんだから。医者から止められても病院に入院してもお酒が止まらないのだもの。
・根性が無いから止められない?→まー根性は無いかなぁ。根性は使い尽くした正直。
・どうしてお酒止められないの?→なんでだろうね、残酷だね。
病気なんだ。
コントロール障害なんだ。
上手くお酒をコントロール出来る人は単に『大酒飲み』。
出来ない人は『アルコール依存性(中毒・使用障害も同義語)』。
だからワタクシは他人が呑もうと呑まないと、どーでもいい。
ワタクシは「お酒を呑む権利」を乱用して取り上げられたと思っている。
「呑まない権利」を行使中、なんだな。
程々に呑める人は凄いな。
飲酒欲求が無い人が羨ましい。
いかに『呑まないで生きる』事を使い続ける事。
それが今自分に出来ることなんだろうな。
その先は分からないけど。
「依存」は誰にでも有ること。
人間は他人に依存しないと生きていけない。
本当に一人で生きていくって無理だと思う。
それを受け入れて、他人によって『生かされている」感覚ってのを、忘れてはいかんのだろうなぁと考えるのです。