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乃木坂46のANNが面白い


昨年のミュージックソンを務めた言わずと知れた人気番組なので説明不用だとは思いますが、
なかなか私のようなアイドルファンではないアラフォー世代には入口が難しいかなと思い筆を取りました。
筆といってもスマホの画面ですが…。なんていうのは野暮。デーモンは小暮。田岡が見逃した不安要素は木暮。

パーソナリティはトップアイドル乃木坂46の人気メンバーの久保史緒里さん
2001年生まれ、宮城県出身の23歳
・楽天イーグルスの熱心なファン
・話す際の滑舌、落ち着きもありアナウンス能力が抜群(多分相当レッスンしてる)

・この番組の軸はプロ野球の話です。
想像している以上にプロ野球の話です。
それなりにアイドルの話もあるけど軸はプロ野球です。
多分、乃木坂の話を期待してるファンには不評だろうけどそれでもプロ野球の話を貫きます。
これがおじさんの心を掴んで離さない。
呼応するようにリスナーのラジオネームも「レフトゴロくん」「三遊間くん」なんかが多いのも特徴です。
こんなにプロ野球の話をするANNは、
ビビる大木のオールナイトニッポンの「しだるまキャンプ情報!」以来です。たぶん。

・毎週リスナー参加型の企画を用意している。
タイムフリーで聞くには惜しいくらい毎週リアルタイム参加しやすい企画がスタートします。
ドラマの主題歌イントロクイズや久保さんに言わせたいキュンキュンセリフなど。
前週のフリートークからの流れを汲んでいるのもストーリー性があってリスナーとの一体感を生んでいます。
「この内容なら参加出来る!」と思ったらタイムフリーなんてことも多々あり。
この企画で最近の久保さんの発言で凄みを感じたのは
「乃木坂のコンサートでは99%味方だからキュンキュンセリフは怖くないけど、
この番組のリスナーは99%敵だから言いたくない」
という発言。
ここまで自分の立ち位置を理解して笑いに出来るのか。

・そして何より全てを裏で操ってる作家の石川さんの存在。
リスナーに寄り添いつつも、アーティストとしての矜持をしっかり守る。
西川貴教、ゆずの時代から脈々と受け継がれるアーティストANNの系譜が感じられます。
もはやラジオ大河と言っても過言ではないと思います。
ジョジョの奇妙な冒険で言えばストーンオーシャンあたり。
久保さん=空条徐凛。
この番組ではリスナー層(アイドルファンの男性)を意識して作家笑いが漏れないように声を殺しているらしいんですが、
イヤホンで聞いてるとめちゃくちゃ石川さんの吐息が漏れてきます。
むしろこの漏れ笑いを楽しみにしているオールドリスナーも少なくないじゃないでしょうか。

一つだけ心配なのは女性ディレクターの舟崎さんが番組を離れてから
久保さんのスタッフイジりが加速したように感じます。


結構前に読んだニッポン放送のプロデューサーさんのインタビューで
「10代は好きな番組を選んで聞く、
それが20代30代になるに連れて面白い番組を聞くようにシフトしていく。
そのために入口は多く用意している」(大意)
と言った内容の話をしていたことを覚えています。(記事引用出来なくてゴメン)

言われてみれば自分も好きな西川さんやゆずの番組からラジオを聞くようになったのに
いつの間にか決まった番組中心になってたなぁなんて。
それが悪いことではないんですけどね。
入口を拡げてみると色んな気づきがあると思い出させてくれた水曜深夜に乾杯。
いつかリアルタイムでメール参加の出来る日が来るといいなぁ。

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