Iメッセージが推奨される理由を実感
チャイルドコーチングアドバイザーのテキストやアドラー心理学の子育て講座のテキストには、youメッセージではなく、Iメッセージを使いましょうと示されています。
youメッセージとIメッセージの例は次のようです。youメッセージには「あなたは」Iメッセージには「わたしは」という主語がそれぞれ省略されています。
Iメッセージ
おもちゃを片付けてください
やめて欲しいな
食べてくれると嬉しいな
youメッセージ
おもちゃを片付けなさい
やめなさい
食べないの?
Iメッセージには、相手を尊重した対応の印象があり、youメッセージには、相手をコントロールするニュアンスがあります。
なんとなくIメッセージを意識して子どもたちと接するように意識していたのですが、今朝Iメッセージを使った方が良い理由を実感した出来事がありました。
小1の長男が、朝ごはんを食べた後、「お腹痛いー」と言ってお皿をダイニングテーブルに残したまま寝転がってしまいました。
この時、とっさにyouメッセージで「早く持っていきなさい」と言いそうになったのですが、ぐっと我慢して、
「持っていってくれると片付けをする人が助かるなー。持っていってくれると嬉しいな」とIメッセージで伝えたところ
長男、すぐに起き上がって持っていってくれました。
この時、
子どもに、Iメッセージで伝えると、持っていって欲しい理由、持っていったら周りの人がどう感じるかを伝えることができる。
”怒られるからやる”じゃなくてそれをすることによって”助かる人がいる、喜んでくれる人がいるからやる”になるな。
大きくなって”怒る人”がいなくなっても「ご飯を食べた後、お皿を下げる」は続けてくれるだろうな。
ということに気づきました。
そして何より、Iメッセージの方が言ってて気持ちがいいです。
youメッセージは、モチベーション3.0という本で作者が述べていたところのモチベーション2.0(アメとムチに基づくOS)に繋がるところがあり、Iメッセージはモチベーション3.0(自分の内側から湧き出るやる気!に基づくOS)に繋がるところがあるなと感じました。
今朝以降、自我がガンガン芽生え期の3歳の長女にもIメッセージで接してみたところ、割と素直に過ごしてくれました。彼女がとにかく嫌いな仕上げ磨きも
「〇〇ちゃんが歯磨きしてお口が綺麗になるととママ安心できるなあー」
「〇〇ちゃんが歯磨きしてくれると嬉しいなあー」
とだんだん圧強めで5回くらい言ったらやらせてくれました。
これからもyouメッセージを Iメッセージに脳内で変換しながら子どもたちと接していけるように頑張りたいです。いつかIメッセージが第一言語になるかな・・・
読んでいただきありがとうございました!