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すてろちゃん的千葉ロッテマリーンズ2023

井口監督が退任し、一つの区切りとなった2022年。その後吉井監督が引継ぎ、新たなマリーンズとして迎えた2023年。143試合目まで縺れた激動のシーズンは、2位で終えることとなりました!ちなみにここの導入は公式戦最終戦の試合前に書いておきました(予祝)。信じてたぞ!

色々あったけど楽しかったー!!ってのが第一の感想です。勝ちきれないところもあったし主に攻撃面でそれほんとか?みたいなプレーや采配があったことも否めないのですが、継投の面白さとか吉井監督の可愛さ、無事に復活してくれた東妻さんを筆頭とした好きな選手の活躍、さらには最終戦に2位確定、CSの超劇的な試合もあって、総合的にはとても楽しいシーズンでした。
そんな1年間を振り返るnoteを今年も書こうと思います。毎年恒例にしたい。

球場観戦の感想

2022年の観戦成績は9試合、5勝4敗でした(CS含む)。
ちょっとだけ増えました。もっとがっつり増やす予定だったんだけどなぁ~
2回来場登録を忘れました。頭が悪い。

今年の思い出としては、まず初めてサブマリンシートに座ったこと。

マーくん

視界がいままで見たことないような意味の分からなさで面白かったです。ちょうど平沢がサードを守っていた試合で、平沢がボールを取った瞬間に「あ、これ悪送球するわ」と思ったのもつかの間、本当に悪送球してボールが目の前のフェンスに直撃しました。本当に面白かったです。

あと見に行った試合のうち2試合がブルペンデーでした。そんなことある?
1試合目と2試合目両方東妻さんが投げてくれて、無失点だったので最高でした。抑えた瞬間にビール頼みました。最高の味だった。

野球を見ていなかった友達にWBCの朗希から徐々に野球の良さを教え、初の球場観戦に誘った結果ロッテファンになってくれて嬉しかったです。推しは石川慎吾になったみたい(見に行った時5割くらい打っててその試合でも猛打賞だったため。ちなみにその試合は石川慎吾がボールを見失ったのが決勝点だった試合です)。野球の話が出来る友達が一人増えて嬉しい限り。結局そのあとも試合を見に行ったりしました。今は来年TEAM26に入るよう勧誘しています。

スタジアムグルメで一番おいしかったのはオギファームのさつまいもシェイク。これマジで美味しかった。来年球場に来る際はぜひ飲んでください。荻野さんありがとうございます。まだまだ外野の1番手なのであと5年は現役でいてください。

まじでうまい

一押しイベントのBSWについて。今年のユニフォームはほんとうに可愛かった。BSWのユニフォームって毎年すごく可愛いんだけど今年は一番すごかった。
BSWの時によく観戦に行くんだけど(夏のナイター観戦がすごい好きなので)、野球知らなそうな人、今まで見に来たことのない人が多かったのが印象的だった。新規層をうまく獲得できたことが球団史上最多の観客動員数(しかもダイナミックプランシングを揶揄されている中)につながっているし、連れて行った友達もアパレルの良さにうなっていたので、そういうところでも新規客の獲得はうまくいっていると思います。

2023のロッテについて

全体的な印象

選手層が薄い中よく戦い抜きました。ブルペンデーやピギーバックの回数は、直近のマリーンズの中ではダントツで多かったと思います。特に石川、二木などの先発コア層がシーズン中一切1軍で投げることができない中、よく最後まで試合を成立させ、勝ち切る事ができたな、という印象です。それでも終盤は佐々木朗、種市の離脱。西野の原則中10ローテ移行に伴いいよいよ先発投手がいなくなってしまいましたが、それでもブルペンデーの活用でCSファイナルまで進出りというのは吉井監督の登板管理の上手さによるものだなあと。
また、ベンチの明るさも近年のロッテでは圧倒的に一番でした。益田、澤村がしっかりとブルペン陣を引っ張ってくれていたこと、野手陣も大下、石川慎を筆頭にとてもいい雰囲気が流れているなあとファン目線からも感じました。
一方で、野手起用、采配に感じてはまだまだ検討するべき事項もあるのかなという感じはします。
今シーズンの犠打数は133回、116回成功で成功率は.872。この数字は去年よりも更に多い数値です(22シーズン:119企94成功、成功率.790)。それでいてチーム打率が昨年比で.008上昇。ホームランも微増(96→100)している中チーム得点が505で昨年と4点しか変わらないのは少し勿体なかったなあ。かなりバント偏重と言われていた前政権に代わり、更にバント数が増えることを予想できた人はいなかったのではないでしょうか。私もそうです。今シーズンは特に1死からのバントも目立ちました。また、山口、ポランコ等の本塁打が期待できる選手を1点差のリードで早々に交代、その後逆転される、などの采配面の焦りが見えてしまった面も多かったです。意図はわかるのですが、確実にもう1打席回ってくるような場面でもバンバン守備固めを出していた点は若干仕掛けが早い面も感じました。どちらが上手な采配をしているかといった総合的な優劣の話ではないといった前提の上で、少なくとも攻撃面の采配に関しては、井口政権の方が圧倒的にスムーズだったと感じます。コメントの節々から、吉井監督は野手采配にノータッチか、それに近しい状態であると推察できるため、ここらへんの采配はヘッドコーチが行っているものと思われますが、来年はより効率的に得点できるようになれば良いなあといった印象です。

具体的な選手について

#24 東妻勇輔
36試 2.91  0勝1敗11H WHIP1.21

21年の躍進から一転、22年はわずか3登板に終わり背水の陣となった23年。東妻さんはオープン戦から調子が上がらず、開幕二軍。昇格前日のDeNA戦、ヒットから牽制悪送球でサヨナラ負けした試合。正直、かなり厳しいなと思ってました。が、翌日に1軍登録。サブロー監督から言われた「常にクイックで投げれば?」という助言のもと、初登板のSB戦で2回無失点の好リリーフ。そこから勢いに乗って行けた印象があります。ありがとう大村三郎。正直2軍が負けまくってる割に1軍に来る選手が皆無なのでかなり疑問符がつくところはありますが、東妻さんに関しては頭が上がりません。
 
スーパークイックと評されるフォームの影響かはわかりませんが、成績は良化した印象です。被打率は.286(21')→.238(23')、FIPも3.55(21')→3.32(23')と良化傾向です。ある程度投げていたストレートは今年ほぼ投げなくなり、ツーシーム、スライダー、フォークで打ち取るムービングボーラーとして登板を重ねてきました。スライダーの被打率はわずか.100。本人も伝家の宝刀として磨いてきた球種で、(https://baseballking.jp/ns/395773)それが結果につながって良かったです。
回途中場面での9登板はチームでも圧倒的最多。CSでも7試合中4登板と吉井監督からある程度の信頼を勝ち取るシーズンとなりました。来季の課題は相変わらず高い(.281)左打者への被打率。そして6・7月の登板過多の影響もあり仕方ない部分はあるけど、終盤出力が落ちてしまったこと。通年で投げられるようになれば、田中靖のような仕事人としての立場を勝ち取ることが出来ると思います。そして、怪我明けの小野と合わせて24年のブルペンを引っ張っていってほしいです。私は今でも小野と東妻両翼とも一軍で躍動するブルペン陣を夢見ています。頼む~(2年連続の発言)。

※他に気になる選手がいたら加筆するかも

まとめ

主に井口政権中、エクセル起用と揶揄された吉井さん。その起用意図を考えてみたいなと思い、今シーズンは登板表を自分でつけて観戦していました。これがすごく良かったです。野球をより色々考えて見ることが出来たし、少し采配意図が理解できた気がして。いやーやっぱいろいろ自分なりに思考して野球見るの楽しい!!来年も続けたいなあと思います。
2025常勝軍団に向けて、とても大事な2023年が終わりました。今年は采配の妙と選手の頑張りでAクラスに入り、上位を当たり前のものに出来るチームにはなってきていると思います。最後の2位確定試合、CS1st最終戦の、勝たなきゃ終わりな試合をしっかり勝ち切る事が出来た面は、チームの成長を感じたし、来年以降にきっと生きてくると信じています。ただ、所謂ようやっとる、で済まされる時代はもう過ぎています。今年のロッテは普通に強い、チーム力と采配が噛み合った最高のチームを、谷保さんの声では聞くことができなかった千葉ロッテマリーンズ、優勝でございます!というアナウンスを、来年は聴けることを願っています。

※文中データは、データで楽しむプロ野球様(https://baseballdata.jp/)より抜粋


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